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昨年、丹生山系で背が伸びた果実期のクロヤツシロランを見つけた。 今年は花を見つけられるか、ちょっと難しい宿題にしていた。 クロヤツシロランは、兵庫県・神戸市共Ａランク（絶滅危惧Ⅰ類）になっていて、神戸での観察情報は少ない。 数日前にも訪れていたが気配はなく、この日が二度目だった。
まだ早いだろうなと思いつつ足を踏み入れると、あれあれ、もう背が伸び始めたクロヤツシロランが見つかった。 果実が結実したばかりのものも沢山ある。 これなら花もあるはず、今探すしかない。 深く積もった落葉の上に花は見つからず、落葉を取り除きながら花を探す。 随分探して漸く見つけられたのは２輪。 ヤッター、昨年来の宿題がどうにか終わる。 クロヤツシロランの花は手強くて、探すには運と根気が必要だった。 複数輪咲いた花の塊を見つけるのは、来年の楽しみにしておこう。
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