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木々がほんのり色づき始め、新しい散策路を探そうと、初めての山道を歩いてきた。
木の葉が降るようになった川沿いの山道に、この時期訪れている人はいない。 数少なくなった山野草を探しながら、枝道にも入ってみる。 ツルリンドウが真っ赤な実を沢山つけて出迎えてくれた。 こんなに実のつきが良い場所はそれほどない。 草花の少ないこの時期、数少ない撮り物となった。
目当てのポイントに向かって歩いているつもりだったが、行けども行けども辿り着かない。 山道の分岐を誤って進んだのだろうか、予定の時刻を大幅に超えていて、目的地に行くことを諦めることにした。
今年はキノコの秋がなくて、どこに行っても茸が見つからないが、帰り際、スッポンタケに巡り合う。 殆どが朽ち始めていたが、一本だけ残っていた。
例年生えてくる場所でも見かけることはなく、今年会えるのはこれで終わりになるのだろう。 夏から秋にかけて、乾きすぎた野山では、菌糸が成長しなかったのかもしれない。 季節の移ろいを感じさせてくれる野山にも、今年の気候はほんの少し影響したようだ。
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