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京都の紅葉シーズン、喧騒を避けて洛西の大原野を訪ねてきた。
大原野は京都縦貫自動車道を下りて直ぐだが、道は狭く判り易いとは言い難い。 ナビ頼りで大原野神社の駐車場に辿り着き、付近の寺社を巡って紅葉を観賞してきた。
勝持寺「花の寺」
駐車場の管理員さんから最初に勧められたのが「花の寺」勝持寺。 タクシーなら近くに停められるのだが、平日とあってか殆ど人気のない参道を十分ほど歩いて南門に着いた。 境内には、観光タクシーで訪れている数人だけだった。
大原野神社
台風で倒れた大木で損壊した御神饌所の改修が行われていて、ブルーシートで覆われていた。 参道の紅葉は見頃だが、ここも賑わうほどではなかった。
正法寺「石の寺」
正法寺の枯山水庭園、宝生苑を観賞した。 この庭園に置かれている石は、鳥や動物に見立てられていて、宝生苑は鳥獣の庭園とも呼ばれているそうです。
金蔵寺
大原野神社から金蔵寺への道路は狭いところがあって気を遣うが、すれ違う車が殆ど無いのが救いだった。 大型の観光バスが入るのは無理だろうが、数台の自動車は停まっている。さすがにここまで足を運ぶ人は疎らなのだろう。 観光タクシードライバーの話が聞こえてきて、ここを訪れる京都の観光客は、一万人に一人くらいだそうだ。
金蔵寺への途中、裏道を走ってきたというドライバーと紅葉情報を交換して、鍬山神社のドウダンツツジを薦められた。 金蔵寺から豊岡に抜ける途中だというので、足を延ばすことにした。 道路は車の離合が困難な狭さだと笑って忠告されたが、どうにかなるだろう。
金蔵寺を下り、府道733号線を豊岡に向かうのだが、ここが最初の難関。 何度か切り返さないと向きを変えられない。 金蔵寺に入る車を停めてしまった。
どうにか車を回して走り出したが、この道路、山間部の狭小路線で逢坂峠まで極端な急勾配・隘路や急カーブが連続する。 幸い対向車は一台だけでバックした距離も少なくて済んだ。 ここよりは、戻って京都縦貫自動車道を利用した方が、早くてゆっくり走れたかもしれません。
鍬山神社
鍬山神社に着いた頃にはどんよりと曇り、紅葉の輝きはくすみがちだった。
紅葉も、絵にしてしまえばどこも変わり映えしない。 この輝きを堪能するには、足を運ぶしかなさそうです。
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