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アメリカ西海岸の大自然を巡る旅は、フリーウェイを只ひたすら突っ走る観光バスに揺られることから始まった。
この日は、コロラド川が造る大自然の造形ホースシューベンドとナバホ族居留区のアンテロープキャニオンを巡る。 バスは,ネバダ州からアリゾナ州へ。 フリーウェイでの車窓から眺める広大な景観、草花や樹木などをカメラに収めたかったが、車内からの撮影は行わなかった。 余裕のある移動でなければ、こうした願いは叶いそうにありません。
バスに5時間揺られて、ようやく最初の観光地レイクパウエルへ着いた。
レイクパウエル
ここは、コロラド川をせき止めて造られた広大な人造湖。 この湖岸の入り江の奥には、自然橋レインボーブリッジがあるらしいが、ここではグレンキャニオンダムから眺めるだけだった。
ホースシューベンド
グレンキャニオンダムの下流、ほんの10分足らずのところにホースシューベンドの駐車場がある。 駐車場から赤土のトレイルを20分弱下れば、そこにホースシューベンドの景観が広がっていた。 展望所とは言っても、ここは全くの崖で、崖上の岩から見下ろすだけになる。 高所の恐怖が無ければ、無粋な柵が無い分、大自然が造りだした景観を堪能できる。
ホースシューベンドトレイルで出会った草花
今年は雨が多かったというこの赤茶けた広大な土地には、思っていたよりも沢山の植物が点在していた。
アッパー・アンテロープ・キャニオン
ホースシューベンドから10分足らず、そこにアンテロープキャニオンへの観光受付がある。 この日は、ロウアー・キャニオンが水浸しで入れず、アッパーの観光だけになっていたそうだ。
ナバホ族の管理下にあるこのキャニオン、彼等の運転する荷台席を設けたトラックで、送迎と案内が行われている。 出発前に持ち物チェックが行われて、カメラと水以外の荷物は持ち込めない。 カメラケースにもチェックが入り、持ち込めなかったようだ。
この日の宿はカイエンタで、到着したのは20時半に近くなっていた。 時差の1時間があって、時計を気にすることも少なくなります。
持参したGPSロガーのこの日の観光バスの走行距離は、623km。 フリーウェイが多いとは言え、長時間バスに揺られていると、お尻が痛くなります。 連日この移動が必要なツアー、アメリカの広大さを改めて感じることになりました。
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