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草花を探して移動したり歩いたりしていると、幸運に野鳥と出会うことがある。 この日も、そんな偶然に恵まれた。
車を走らせていると、田植えの済んだ田んぼに、サギが数羽いるのが目に入った。 アマサギだったら良いのにね、そんな話をしていると、サギの中に橙黄色が一羽いた。 アマサギだ。 コサギに混じったアマサギだ。 慌てて車を止め、アマサギを撮る。
逃げる風もなく、畦に集まったり、田んぼに入ったり。 落ち着いて良く見ると、白いサギはコサギとは違っている。 この一団は、冬羽のアマサギで、一羽だけ婚姻色が出ているようだ。 アマサギの中にコサギが一羽混じっているかもしれないが、はっきりしない。 橙黄色の夏羽に変わっていれば良かったが、目先や脚も赤くなった婚姻色のアマサギが一羽いただけ良かったとしよう。 この一羽がいなければ、コサギだといってスルーしていたでしょう。
草花探しに車を止め、さあ行こうと準備を始めると、すぐ脇の畦にいたのはキジ。 そんなに直ぐにカメラの準備は整わない。 またまた大慌てでレンズを変えて撮りに行くと、のこのこ畦を遠ざかろうとしていた。 田んぼの電柵が被るが、そんなことを言ってられない。 場所を変えても電柵が入る。 ゆっくり近づいていくと、距離をとって畦を遠ざかるだけ。 草むらに入って身を隠したキジは、こちらを窺いつつ、諦めて離れると畦に出てくる。 人慣れしてるのでしょう。
そして、最後はキビタキ。 帰り道を歩いていると、目の前に飛び出してきたキビタキ。 地面に降りたキビタキと思ったが、地面近くの小枝に止まっただけだった。 強い日差しの照り返しで、黄色い体色も濃く見える。 探し歩いた訳でないのに、幸運な一瞬の出会いだった。
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