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そろそろコクランを見に行こうか。 熱い日差しの猛暑の中、北播磨を巡ってきた。
短かすぎる梅雨で雨も少なく、連日の暑さもあって、野山は乾き、小さな沢筋も干上がっていた。 草花を探して歩いても、見つけられるものは少ない。
以前見つけていたオオバノトンボソウは、虫もつかず完成形になっていた。 距が短いようだが、湿り気が不足している所為なのでしょう。 完全な姿ができるオオバノトンボソウは少なく、この株は見事だった。
陽射しを避けて林内に入るが、流れる汗が止まることはない。 湿ったところを辿って、コクランを見に行くが・・。 どうしたことか、どの株も茎は萎れ花は咲いていない。 乾きすぎて、枯れてしまったのだろうか。 そんな話をしながら、別の場所へ回ってみる。 その群落でも、茎は枯れ花が見つからない。 探し回って、漸く花をつけたコクランが見つかった。 コクランの咲くのが早くて、花期が過ぎてしまったようだ。 群落中にたった二株だけだったが、咲き残ったコクランがあって良かった良かった。 藪蚊に襲われながら、暫くコクランにピントを合わる格闘が続いたのでした。
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