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暑さは続いているが、秋の草花や実りを探して、丹生山系を歩いてきた。
湿地に咲くサギソウは花を減らし始め、ヒナノシャクジョウの花はすっかり終わっている。 ミヤマウズラも花の終盤で、会いに行くのが遅かったようだ。 代わって咲き始めたサワギキョウが、青紫色の花を風に揺らし始めている。 遅れていたツルリンドウも、漸く咲き出してきた。 ゆっくりでも、秋は始まりだしている。
当てもなく草花を探して歩くと、ガマズミの実が色づき始め、足元では小さな実が目につき出していた。 チゴユリが黒い実を実らせ、アクシバは赤い実を覗かせている。 実りの秋も漸く始まっていた。
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