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オシドリがやってきたというので、晩秋の草花探し兼ねて会いに行ってきた。
時折強い谷風が吹き付ける大きな池に、今年も沢山のオシドリがやってきた。 遠く離れた水際の岩場に上がって、動いてくれない。 暫く待って陽射しが水面を照らすようになると、漸く一団が近くの岩場に集まってくれた。 風に踊る木々の隙間から覗いて、しばし遊んでもらう。 ゆっくり待てば、直ぐ近くでも泳いでくれるのだろう。
散策路では、シマカンギクが一株一輪だけ咲き出していた。 「随分数が減ったね」 他に株は殆ど見当たらず、帰りには、この株さえ持ち去られていた。 「もう少し待てば、咲き揃っていたのにな・・」 寂しい気分になってしまった。
咲き遅れていたキッコウハグマも、数輪咲き出していた。 晩秋の草花も、残るのは僅かしかない。 そろそろ寒さ対策を始めよう。
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