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里帰りの途中、吉野川支流の瀬戸川渓谷を訪ねてきた。
意に反して雨が落ちる生憎の天気になってしまったが、早明浦ダムの辺を巡る狭い町道を走り、どうにか瀬戸川渓谷の遊歩道ポイントに辿り着いた。 訪れている人影は少なく、殆どが比較的近くの人のようだった。
紅葉の進む渓谷の流れは清く澄んで、深い淀みでさえ浅瀬のような透明感に息を呑む。 遊歩道に掛かる揺れる「ぶらぶら橋」を渡り、蛇渕の滝に臨むと、滝壺はエメラルドグリーンに澄みきっていた。 短い遊歩道だったが、アメガエリの滝まで紅葉の渓谷を楽しむことができた。
瀬戸川渓谷で出会えた親切な地元出身の方に案内してもらい、近くの八升淵に足を運ぶ。 獣道も定まらない土手を、河原に降りると、澄んだエメルラルドグリーンの渕が出迎えてくれた。 川底の小石も綺麗に見えるこの淵では、深くて水遊びさえさせてもらえなかったのだと言う。 辺鄙で閑静な山間には、隠れた素晴らしい光景が残されていた。
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