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明け方に立ち込めていた霧は飛んで、すっきりと晴れ渡り、真っ青な空が広がっている。 ドライバー兼ガイドの義兄の車に便乗し、四国カルストを巡る半日観光をしてきた。 たっぷり土産を積んだマイカーで走っていたら、とても回り切れなかったでしょう。
小田深山渓谷
最初の目的地は、紅葉が綺麗な小田深山渓谷。 「これで合っているのかな」と不安になりながら、黒川沿いの離合困難な県道を進むと、遊歩道のある自然公園に辿り着く。
かつては山荘もあったようだが、もうその面影は案内図にしか残っていない。 黒川の流れは清く澄んで、渓谷美を楽しめる短い遊歩道も整っている。 渓谷の紅葉は終盤に近付いて、落葉が始まっていた。
四国カルスト 大野ヶ原
人家もない山岳道路を登ると、突然開けた高原が姿を現す。 そこが四国カルストの西部に位置する大野ヶ原。 静かな高原風景だった。
四国カルスト 五段高原
最後に訪れたのは、日本三大カルストの一つ四国カルスト。 青空の下、牧牛がノンビリ草を食んでいる。 長閑な風景が広がっていた。
短い時間だったが、初めての四国カルスト高原。 初夏には高山植物も豊富なのだという。 機会があれば訪れてみよう。
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