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なかなか出てこない野鳥を探して、有馬富士公園をうろうろした。
いつもなら野鳥が出るポイントも、薄っすら雪が覆っている。 僅かな踏み跡が残る野鳥ポイントを巡っても、出てくるのは雪の溶けた散策路のアオジくらい。 撮りたい野鳥には出会えず、仕方なく偶に出る野鳥にカメラを向ける。
何か出ないかな～、半分諦め気分で何度も歩いていると、雪も次第に溶けて地面が覗くようになってきた。 その頃から待っていた野鳥の動きが始まったが、それでも目ぼしい野鳥には出会えない。
そろそろ終わりにしようと回っていると、漸くトラツグミが出てくれた。 脅かさないつもりだったものの、焦っていたのかもしれない。 気づかれて、飛ばれてしまった。 一つは撮れたし、もう帰ろうとしていると、今度はカケスが飛んできた。 目の前の木に止まり、ちょっとご挨拶。 諦めず粘った甲斐があったというものですね。
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