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このところの運動不足解消に、久しぶりに六甲山を登り下りする山歩きに行ってきた。
山歩きとは言っても、カメラぶら下げいつもと何も変わらない。 もう早歩きは堪えるようになって、ヨタヨタ歩きになっているかもしれない。 若かった頃より倍くらいの時間を掛けた上り下りだった。
日陰には雪が少し残り、空気はひんやりしているが、春の陽射しは暖かい。 歩きついでに、いつもの野鳥散策コースを覗いてみる。 冬鳥は数えるほどになって、バーダーは殆ど訪れず、野鳥の囀りもめったに聞こえない。 野鳥の群れを見ることはなく、ヤシャブシの実を静かに啄む鳥影も数は少なかった。
どこにでも出ていたカヤクグリさえ、ほんの数羽見かけただけ。 六甲山の冬の賑わいは終わろうとしていた。
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