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駆け足で進む春の歩みは早く、気温はもう初夏に近付いているかのよう。 野山の春の花に会いに、武庫川上流域を歩いてきた。
川岸にはシロバナタンポポが咲き初め、まだ不揃いだがアマナが土手を覆い始めている。 アブラチャンも一気に咲き出して、辺りが黄色く染まって霞掛かったように見えた。 この時期のあまりの暖かさに、越冬した蝶も飛び始めている。 このまま駆け足で春が進めば、もう夏が来る? そんなことはないか。
少し山に入ると、淡い紫色が鮮やかなユキワリイチゲが、花を大きく開いて咲いていた。 花数は多くないが、この花色に会える場所は多くない。 これだけでも、散策した甲斐がありました。
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