トップ頁へ
トップ頁へ
山ちゃんの晴れたらいいね2010/5/1

氷ノ山後山那岐山国定公園 三川山

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図


 シャクナゲの群生地で知られる但馬の山、三川山に行ってきました。


 マイカーアクセス

自宅(出発 6:30)→(中国道・舞鶴若狭道)→春日IC→R483(北近畿豊岡道)→和田山→
  →(R312・R9・R312・R178)→(県道256)→三川権現社(到着 9:15)  所要時間:2時間45分



 日帰り登山なので、自宅を早朝に出発し、三川権現駐車場に車を停める。 三川山は、日本海に近く、アクセスに時間を要するためだろうか、連休のさなかにもかかわらず、駐車している車は4~5台のみだった。

 登山口に当たる三川権現は、大和の大峰山、伯耆の三徳山と並んで、日本三大権現のひとつである。 毎年この時期、各地から山伏が集まり、護摩供養が行われるようで、この日も関係者による準備が行われていた。

三川山登山口の看板
三川山登山口の看板
(裏)三川権現社入口部
三川権現社
三川権現社

 
三川権現社
5月3日の大祭準備が進む三川権現社
(裏)大祭準備を終えた三川権現社


 コース

駐車場(9:30)→シャクナゲコース登山口(9:40)→工事道合流(11:45)→三川山山頂(12:00)→
  →(昼食)→奥の院コース降口(12:40)→迷う分岐(13:05)→奥の院コース登山口(14:15)→駐車場(14:50)



 身支度を整え、シャガの咲く谷筋の道を上流へ向かって歩く。 堰堤を越え左に渡渉するとコースの案内板が見えてくる。 駐車場から10分くらいの行程だが、新緑のなか、清楚で可愛いニリンソウや菫、ヤマルリソウなどの花々が私達の目を楽しませてくれた。

ヤマルリソウ
ヤマルリソウ
(裏も)
ニリンソウ
ニリンソウ
(裏も)


 登山道は、正面の急な尾根を登る「しゃくなげコース」と右の沢沿いを登る「奥の院コース」がある。 山岳宗教の行場らしく、どちらも急峻な尾根道だが、私達は幾分緩いと言われる「しゃくなげコース」を選択した。

 このコース、のっけからの急斜面。 息を切らしながら登っていくと、ちらほらとシャクナゲが現れ始めた。 シャクナゲは、前回登った比良山系にも見られたが、これだけの群生はあまりお目にかかったことがない。 足元にはイワカガミ、目を転じれば、白い花のタムシバやオオカメノキも咲いている。 急な登りの連続だが、自然林の中に彩られた花々に励まされて歩を進める。 傾斜が緩やかになってくるとシャクナゲは消え、ブナの巨木が目につく。 小鳥の囀りや谷風も心地よかった。 ブナ林を過ぎると、ところどころに残雪が現れる。 このあたりは笹が生い茂り、道が分かりにくいが、残雪の上を登上すればいいようだ。 植林帯を抜け、林道に出ると山頂は近い。

シャクナゲコースへ
分岐を左の登山路A
シャクナゲコースへ
急斜面を登る
始めから急斜面を登る

 
ブナの倒木を越える
ブナの倒木を越える
(裏)急斜面が続く
ホンシャクナゲ
ホンシャクナゲ
シャクナゲコースの花は終盤
ブナ林の急坂
ブナ林の急坂を行く登山者

 
ブナ林の残雪
ブナ林の残雪

 
登山道の残雪
登山道は残雪に覆われている

 
工事用道路跡
突然現れた工事用道路跡?
(裏)山頂近くには残雪が多い


 山頂は広々しているが、コンクリートの建物があって味気なく、頂上も判然としない。先着者に教えていただいた三角点は、スギ木立の中に埋まっていた。 なんとも殺風景で、眺望も良いとは言い難く、これならシャクナゲだけを見て帰る人の気持ちも解る気がする。

分岐点
無線中継所の分岐点

 
三川山山頂
三川山山頂 三角点

 
山頂から
山頂からの眺め
登頂プレートはここに?


 下りは「奥の院コース」を取る。 建物の裏からスギ林を緩やかに下って行くが、途中からかなりの急斜面となる。 この尾根のシャクナゲは、上りの「しゃくなげコース」よりも花数も多く、色も鮮やかだった。 それにしても、シャクナゲはどうしてこんな岩場を好むのだろう。 険しいところに咲くからこそより美しく感じるのだろうか。 ここにシャクナゲが咲いてなければ、こんな急峻な山に登ることもなかっただろう。 そんなことを考えているうちに、「しゃくなげコース」との合流点に着いた。

奥の院コースへ
中継所裏の登山路B
奥の院コースへ
ホンシャクナゲ
ホンシャクナゲ

 
シャクナゲ見頃
奥の院コースのシャクナゲは見頃
奥の院コースも急斜面の登山道
シャクナゲ満開
シャクナゲ満開
シャクナゲが覆う登山道
水量が多ければリッパな滝
水量が多ければリッパな滝?

 
シャクナゲのトンネル
シャクナゲのトンネル
(裏)笹藪に覆われた登山道
奥の院コース
奥の院コースの登山道を下りきる

 
奥の院コース
登山路B
奥の院コース

こいのぼり
香美町香住区畑地区
佐津川に泳ぐこいのぼり

 車に戻り着替えを済ませ、三川権現社を撮っていると、少し遅れて下山してきた人から声をかけられた。
 奥の院コースの判りにくい分岐(ルート地図参照)を間違え、谷筋に下ってシャクナゲコースに戻り引き返したとのこと。 この山は県のガイドブックには載っているものの、修験道のような登山道で、山道に慣れていなければ薦められない。 この後下山した人も皆、険しさはトップクラスに挙げていた。

 帰りは時間にも余裕があり、「佐津川に泳ぐこいのぼり」を撮ってみた。


 

トップ頁へトップ頁へ   一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図
 
頁カウンターNETカウンター山ちゃんのときどきホームページ  リンク等はご自由にどうぞ。