(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
暑さが漸く一段落してきた。 山も少しは歩きやすくなるだろう。 今回の山行きは、大長山と赤兎山の予定だった。 なのに、朝慌ててナビを設定したため、着いたところが三ノ峰登山口。 「えっ、ここどこ?」「赤兎登山口じゃない」「どうしよう」 ここまで来て引き返すわけにも行かない。 このコース、以前下調べしたことがあったが、往復8~9時間かかるロングコースである。 8時から登って明るい時間に下りてこられるだろうか。 「とりあえず行けるとこまで行ってみよう」ということになった。
マイカーアクセス
自宅(出発4:00)→(六甲北有料・中国道・名神高速・北陸道)→福井IC→
(R158・県道173)→上小池駐車場(到着8:00) 所要時間:4時間
駐車場には大きな案内板がある。 時間はかかるが、迷いそうなルートではない。 いざとなったら登山ナビもある。 不安を抱えながらも、身支度を整え出発。
コース
駐車場(8:10)→三ノ峰登山口(8:25)→六本桧(9:55)→剣ヶ岩(10:55)→避難小屋標柱(12:45)→
→三ノ峰避難小屋(12:50-13:00)→三ノ峰山頂(13:10-15)→三ノ峰避難小屋(13:25)→
→剣ヶ岩(14:10)→六本桧(14:45)→三ノ峰登山口(15:45)→駐車場(16:05)
駐車場から六本桧
上小池駐車場から打波川沿いの林道を直進すると、三ノ峰登山口に着く。
ここからは、いきなりの急坂となるが、道は良く踏まれている。 息を切らしながら高度を稼ぐ。 ツリフネソウやアキギリなど秋の花々に彩られた道だが、ゆっくり愛でている時間もない。 雑木の中をジグザグ登っていくと急に展望が開けてきた。 六本桧である。 目指す三ノ峰や別山が聳えている。 まだまだ山頂は、はるか彼方である。
六本桧から剣ヶ岩
六本桧からは右に折れ、樹林帯の中を暫く歩くと見晴らしのいい小潅木と笹原の稜線にでる。 ここからは、気候がよければ、花や山々を眺めながら快適な山歩きが出来るだろうが、残暑が一段落したとはいえまだまだ暑い。 遮るものが無い道をただひたすら登っていく。 普通、山というものは、アップダウンがあるものだが、この山はアップしかない。 平坦なところも殆ど無い。 暑い季節に登るにはなかなか厳しい山である。 夫も登山道に咲く花を黙々と撮ってはいるが、少々バテ気味である。 お互い寡黙になって、バトルどころではない。
剣ヶ岩から三ノ峰避難小屋
山頂に近づくにつれ、ガスが湧き上がってきた。 天然ミストは気持ちいいが、山々はすっぽりガスに覆われ視界が悪くなってきた。 これでは山頂からの展望は期待できない。残念に思いながら歩いていると避難小屋の案内が出てきた。 漸く長い登りから解放された。
避難小屋から三ノ峰山頂
避難小屋前で、昼食を摂り、暫し休憩。 小屋は新しくトイレもある。 気温16度。 さすがに山頂付近は涼しい。 じっとしていると汗が引いて寒くなり、上着を一枚着用する。
小屋から山頂へは、笹道を10分足らず歩くと到着。 晴れていれば、素晴らしい展望台のようだが、白山連峰は、厚い雲に覆われていた。 確か、福井の降水確率は0%だったような・・。 山の天気は難しい。
下山
下山は、登りに時間を要した分、ピッチを上げ3時間で下りることが出来た。
この山、登りはひたすら登り、下りはひたすら下る。 疲れる山だが、さすがに白山山系とあって多種多様の花々に出会うことが出来た。 紅葉の頃も美しいと聞く。 ぜひその頃に別山まで歩いてみたいが、神戸からの日帰りとなるとかなり厳しい。
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