(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
今回は先週行く予定だった湖北に位置する横山岳。 いつの間にか楽しみにしていたヤマシャクヤクの季節も終わってしまっているが、計画を立て直すのも面倒なので、順延し今週行く事になった。
マイカーアクセス
自宅(出発4:45)→(阪高北神戸線,中国道,名神道,京滋バイパス,名神道,北陸道)→木之本IC→
→(R8,303)→網谷林道→白谷登山口駐車場(到着7:10) 所要時間:2時間25分
網谷登山口に7時過ぎに到着。 先着の車は3台、思いの外少ない。 人気の山ではあるが、梅雨に入ったので登山者も減少傾向にあるのだろう。 それでも身支度をしていると、次々に車が入ってきた。
コース
駐車場(7:25)→東尾根登山口(8:05)→東峰(10:30)→横山岳[西峰](11:00-35)→五銚子の滝(12:50)→
→経の滝(13:25)→太鼓橋(13:40)→白谷登山口分岐(14:05)→白谷本流コース合流(14:30)→駐車場(14:40)
網谷林道を東尾根登山口へ
往路は、白谷コースを取る予定で出発。 ところが、なんと入り口にロープが張られているではないか。 立ち入り禁止との札こそなかったが、ルートが崩壊して危険とのこと。 登ってもいいが、後は自己責任といったところだろうか。 悩んだ末、白谷コースを断念し東尾根コースを取る。
シャガや踊子草、タニウツギの咲く林道を標識に従い40分ほど歩くと林道登山口に着いた。
東尾根登山道を横山岳へ
ここからは、本格的な登山道となる。 いきなりの急登で、一気に高度を稼ぐ道である。
3週間振りの山歩きで嬉しいはずなのに、足が重い。 今日はテンションもピッチも上がらない。 それもそのはず、気温18度、湿度がかなり高い。
体力がないので夏は苦手である。 その上、虫もいっぱい寄ってくる。 「この年になると虫ぐらいしか寄ってこないね」ρ(。 。、 ) 会話も弾まない。
見通しの利かない急坂を登りきると、尾根道に出た。 標識にはブナ尾根とあるが、暫くは潅木と杉の木の混在する道が続く。 花は少なくなっているが、あちこちでギンリョウソウが目を引く。
ギンリョウソウゾーンが終わると、見事なブナ林となる。 霧の中の歩きはなんとも幻想的~♪ 天然のミストが気持ちいい。
花の終わったイワウチワゾーンの後は、咲き始めたばかりのユキザサゾーン。 そこを過ぎると、展望の利く尾根道にでる。 残念ながら、今日は梅雨の最中、山々はほぼガスの中。 東峰からの大パノラマも期待はずれに終わった。 東峰からは30分ほどで横山岳に到着した。
横山岳山頂はちょっとした広場になっているが、周囲を樹木に囲まれ展望は全く利かない。 先客の二組が早めの昼食を摂っていたので、私たちもここで昼食タイムをとる。 寄ってくる虫を払いのけながらの食事なので、落ち着いて食べられない。
白谷コースを下る
さて下山はどのルートにしようかと思案する。 三高尾根が無難だが、そうすると白谷コースへの未練が残る。 白谷コースは、危険なので下山には向かないとの情報もあったが、東尾根コースとはまた違った植生が見られるかもしれない。
話が決まれば、即行動。 覚悟を決めて下山開始。
早々から急勾配、ロープ場の連続。 後悔するも後の祭りである。 次第に爪先が痛くなってきた。 下りに使う人がいないのも得心するコースである。
滑らないよう慎重に下っていくと、シャクの咲く沢、五銚子の滝に出た。 滝の前ではこれから山頂に向かう団体さんが休憩を取っていた。 そこで挨拶がてらお互いの情報を交換。 滝からは崩壊した道を、渡渉を繰り返しながら下らなければならないようだ。
渓流に流木と倒木が折り重なってとにかく歩きにくい。 「気をつけてください」と、今言われたばかりなのに、夫が足ポチャ。 あ~ぁやっちゃった! カメラを抱えたまま歩いているので、バランスを崩してしまったようだ。
増水しているので、飛石も冠水している。 道なき道をストックを頼りに慎重に歩く。 思った以上に時間を要する、疲れる道である。
ニリンソウやシャクの咲く道を暫く歩くと林道に出た。 ここから谷に下りる道が分からなくなった。 手持ちの地図にはないルート。 案内板をしっかり見とけばよかったと後悔。 右往左往しながら林道を東に歩いていくと、800mくらいのところに白谷登山口の標識が見えてきた。
ホッと一安心。 小休止後、杉林の中をジグザグに下り、川沿いの道を歩くとやっと駐車場に到着した。
今回の山歩きの目的は、当然のことながら花であったが、咲いていたのは、主にニリンソウ、タニウツギ、ユキザサ。 あと一週間もすると、山アジサイや笹ユリの季節を迎えそうだが、開花に合わせた山歩きのタイミングが難しい。
お勧めコースの逆、天邪鬼コースをとったので、久しぶりに歩くにはタフなコースを選択してしまったと後悔。 なにかと後悔の多い一日だった。
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