(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
今回の山は、白山の展望台でもあり、ニッコウキスゲの咲く山としても有名な赤兎山。 近畿地方は梅雨明けしたが、福井の天気はどうだろう。 予報では曇りになっている。 白山は望めないかもしれないが、お花観賞目的で出かけることにした。
マイカーアクセス
自宅(出発5:20)→(阪高北神戸線,中国道,名神高速,北陸道)→福井IC→(R158,県道173)→鳩ヶ湯[9:05-10]→
→(県道173,170,171,R157)→広域基幹林道小原線→林道終点駐車場(到着10:30) 所要時間:5時間10分
今回もナビ任せで走っていたら、またもや打波川沿いの県道173号を案内。 「ここ以前に走ったことあるわ」 なんとも学習能力がない私たち ヘ(´o`)ヘ 前回も間違えて走った三ノ峰へのアクセス道ではないか。 来てしまった以上仕方がない。 赤兎山頂まで4時間かかるが、鳩ヶ湯コースを登るとしよう。 それなりに覚悟を決め、温泉のご主人に駐車場をお借りしに伺ったところ、「川が増水してるので小原登山口に回った方がいいですよ」とのアドバイス。 難弱隊の私たちは、鳩ヶ湯コースをあっさりと断念し、ここから1時間半かかるという小原登山口を目指す。
今日はどうもツイてない日のようだ。 ゲートで、協力金二人分600円を払って走っていると、幅員の狭い離合困難なところで対向車と出くわした。 暫く“にらめっこ”が続いたが、相手が全くバックをする気配がないので、シビレを切らした夫がバックし始めた。 そのとき「ガタッ」と音が! 「あ~ぁやっちゃった(>_<)」 脱輪してしまったようだ。 バックをしても狭いところでの離合となるため側溝ギリギリに車を寄せた結果の出来事。
今まで運転には絶対的な自信を持ち、山道では9割がたバックを請け負ってきた夫。 5時間も運転して疲れていたのか、それとも年をとって腕が鈍ってきたのか、ショックを隠せないようだ。 車は皆で持ち上げすぐに脱出でき、タイヤにも車体にも影響がなかったので一安心。
すったもんだした挙句、漸く10時半過ぎ登山口に到着した。 2箇所ある駐車場はすでに満車になっていた。 バスも2台。 ニッコウキスゲが咲くこの季節、登山者が大挙して押し寄せるようだ。
コース
駐車場(10:40)→小原峠(11:40)→苅安山(12:05-10)→小原峠(12:30)→赤兎山(13:20)→
→赤兎山避難小屋(13:40-14:10)→赤兎山(14:30-35)→小原峠(15:15-20)→駐車場(16:00)
駐車場から小原峠へ
夫婦ですっかりテンションが下がってしまったうえ、10時40分という暑い中での出発となった。 川沿いの道を言葉少なにトボトボと登り始める。 登山道は整備されていてさほど急坂もないのに、とにかく暑くてピッチが上がらない。 小原峠まで一時間近くかかってしまった。
小原峠から苅安山へ
小原峠から左に折れ、大長山を目指したが、私はすっかりバテてしまって途中でリタイヤ。 峠まで引き返し、先に赤兎山に登りそこで夫を待つことにした。
小原峠から苅安山まで約30分、苅安山への登り道ではササユリが出迎えてくれた。 大長山の展望もスッキリ開けていたが、苅安山からは急な下りになっていてたっぷり1時間はかかりそう。 昼を回っていて腹も減って来た。
大長山は諦め妻の後を追いかけることにしたが、気温が高くピッチが上がらない。 水分を取る回数が増え、滴り落ちる汗を拭いながらの歩きとなった。 (夫)
小原峠から赤兎山山頂を経て避難小屋へ
赤兎山頂に近づくと、ゴゼンタチバナが多くなり、ニッコウキスゲやササユリもちらほら見え始めた。
山頂は団体さんに陣取られていたため、避難小屋に歩を進める。 昨日の雨であちこちぬかるんでいるので、ストックに体重をかけながら歩く。
小屋付近のニッコウキスゲは少し小ぶりでまだまだ蕾が多く、見ごろは少し先のようだった。 花の群生からすると、夜叉ヶ池山の方が見ごたえがある。
ゆっくりお花を観賞していると、ヘトヘトになった夫がやってきた。 聞けば、ヘバってしまって大長山まで行けず、苅安山で引き返したとのこと。 お互い運動不足でもあるが、今日は山を歩くような気温ではなさそうだ。
それでも避難小屋付近まで来ると気温20度、風もあって気持ちがいい♪ (* ̄― ̄)v
下山 ここで遅いお昼を取りながら、景色を眺めていると、なんだか雲行きが怪しくなってきた。
雨の予感。 慌てて山頂に引き返したところで、急に大雨が降り出した。 今日はとことんツイてない。 ポンチョを取り出し団体さんの後を慎重に下っていく。 それでもそんな雨の中を登ってくる人が結構いるのに驚いた。
自宅に到着したのは、21時前。 相性が悪い山というのもあるものだ。 「大して歩いてもないのに疲れたな~」と夫。 夫婦で体力不足を痛感した一日だった。
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