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山ちゃんの晴れたらいいね2011/9/10

霊仙山榑ヶ畑コースから西南尾根へ

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図


ヒル下がりのジョニー
ヒル下がりのジョニー
(裏)登山用薬品

今回の山は5年前にも登ったことのある霊仙山。 関西では花と眺望を楽しめる山として人気があるが、ヤマヒルの多いことでも知られている。 気づかないうちに吸血され血まみれになることもあるようだ。 夫が早速、ヤマヒル忌避剤「ヒル下がりのジョニー」を買ってきた。 一度聞いたら忘れないインパクトのあるネーミングだが、効果のほどはどうだろう。 とにかく“ジョニー”の出番が少ないことを祈りたい。

 マイカーアクセス

自宅 (出発 5:00)→(阪高北神戸線,中国道,名神道,北陸道)→米原IC→
 →(R21,県道17,榑ヶ畑林道)→榑ヶ畑登山口(到着7:05)  所要時間:2時間05分


前回は、谷山谷から漆ヶ滝コースを歩いたので、今回は榑ヶ畑から霊仙山に登り、西南尾根を下るコースをとる。

榑ヶ畑の駐車場には、作業用と思われる車を含め5台停まっていた。
天気が良いとヤマヒルは少ないとのことだが、念の為“ジョニー”を足元にしっかりスプレーして出発。


 コース

榑ヶ畑登山口(7:30)→山小屋「かなや」(7:45)→汗拭峠(7:55)→(休憩5分,2回)→見晴台(8:50-9:05)→
  →お猿岩(9:30)→(休憩5分)→お虎ヶ池(9:50)→(休憩5分)→経塚山(10:10-10:15)→霊仙山(10:35-45)→
   →霊仙山最高点(11:00-15)→南霊岳(12:15)→(休憩5分,2回) 笹峠(13:35)→廃村・今畑(14:15-20)→
    →今畑登山口(14:30)→落合登山口(14:40)→汗拭峠(15:25-30)→榑ヶ畑登山口(15:50)


榑ヶ畑登山口から5合目・見晴台へ
集落跡を通り山小屋「かなや」からジグザグに登ると汗拭き峠。 そこからは標識に従い野猿やシカの鳴き声を聴きながら樹林帯のなかを登っていく。 道は整備されて歩きやすく要所に標識があるので山頂まで迷うことはない。
霊仙山に登るルートはいろいろあるが、この登山道が最もアプローチが短くポピュラなコースのようだ。

それでも今日は朝から体調が悪くピッチが上がらない。 ピッチが上がらないのはいつものことだが、今日は特別身体がだるい。
「(身体が)重そうやな~」と夫。 「背負ってみる?」 「いいわ、重いのわかってるから!」

榑ヶ畑登山口
榑ヶ畑登山口で工事の作業者と

 
榑ヶ畑登山口
霊仙山榑ヶ畑登山口
(裏)霊仙山登山道案内板
榑ヶ畑・廃村内
榑ヶ畑・廃村内を通る

 
登山道へ
ここから登山道へ
(裏)山小屋「かなや」
廃村側を振り返る
榑ヶ畑・廃村側を振り返る
裏)谷水で冷やす無人の飲料販売所
汗拭峠
汗拭峠に着く
(裏)汗拭峠を振り返る
岩場の登山道
岩場の登山道(GPS信号の拾い悪い
(裏)整備されたブナ林の登山道
5合目見晴台
余り見晴しの利かない5合目見晴台
裏)見晴台からの眺望は霞んでいる


見晴台から9合目・経塚山へ
あまりの体調不良に「今日はここでリタイヤするわ」と弱音を吐いてしまった。 夫が困惑した表情で、「とにかく暫く休んだら?」と提案。

見晴らし台あたりで10分余り休憩すると少し体調が復活。 スローペースでトボトボと歩き始める。
暫く歩くと琵琶湖を望める展望のいい笹道となり、少し元気が出てきた。 サル岩、お虎ヶ池を右左にみて、やっとこさ経塚山。 経塚山は2回目なのでさほど感動はないが、このあたりは360度の展望が得られる。

眺望が開ける
樹林帯を越え眺望が開ける
(裏)登ってきた草原帯を振り返る
石灰岩が目立つ
カルスト地形特有の石灰岩が目立つ

 
7合目・お猿岩
猿に見えない7合目・お猿岩

 
草原の登山道
草原の登山道を経塚山へ進む
裏)登山道から霞んだ琵琶湖の眺め
草原の登山道
経塚山に続く草原の登山道
裏)笹原に笹の葉は殆ど見られない
石灰岩の岩場
石灰岩の岩場が目立ってきた
裏)散策路のような穏やかな登山道
石灰岩場と草原場
石灰岩場と草原場が交互に続く

 
8合目・お虎ヶ池
8合目・お虎ヶ池
裏)お虎ヶ池は霊仙神社の御神体?
経塚山への登山道
経塚山へのなだらかな登山道
(裏)石灰岩地帯を通過する
枯れた笹原
枯れた笹原
(裏)笹原や草原に青葉は少ない
オオカメノキの実
オオカメノキの実
裏)タヌキのかんざし(マユミの木)
経塚山山頂が近い
経塚山山頂が近い
裏)乾燥した土地にも僅かな樹木が
経塚山から
経塚山から振り返る
(裏)経塚山山頂が見えた
経塚山山頂から避難小屋側
経塚山山頂から避難小屋側の眺め

 
経塚山から登山道側
経塚山から登山道側の景観
裏)経塚山から登山道を見下ろす
経塚山から
経塚山からの景観
裏)経塚山からの景観、琵琶湖は..


経塚山から霊仙山経由霊仙山最高点へ
5年前に来たときと大きく違っているのはイブキトリカブトやアケボノソウなどの花が全く見られないことだ。 咲いているのはボロギクばかりo( _ _ )o  シカによる食害が主な理由のようだ。 有毒植物のトリカブトを食べるくらいだからシカが増殖していくのも合点がいく話だ。

経塚山までくると霊仙山も最高点ピークも目前。 一気に登って、最高点ピークで昼食をとる事にした。
山頂付近の気温25~26度だが、風が心地よいので、さほど暑さは感じない。

休んでいると、快晴だった空が次第に雲に覆われてきた。 今日は天気が不安定な様相。
体調もすっかり復活してきたので、予定のコースを早めに下ることにした。

霊仙山山頂を見上げる
霊仙山山頂を見上げる
裏)登山道は決まっていないようだ
霊仙山山頂から下ってきた登山者
霊仙山山頂から下ってきた登山者
(裏)霊仙山山頂、先行者が休憩中
霊仙山山頂、三角点山頂
霊仙山山頂、三角点山頂
(裏)霊仙山山頂の標識
霊仙山山頂から最高点
霊仙山山頂から最高点を見る
裏)霊仙山頂から最高点と南西尾根
霊仙山登山道を見下ろす
霊仙山登山道を見下ろす
(裏)霊仙山から西南尾根の眺め
経塚山から登ってくる登山者
経塚山から登ってくる登山者
(裏)分岐部から最高点側
霊仙山最高点から
霊仙山最高点から避難小屋が見える
(裏)霊仙山最高点から霊仙山
霊仙山最高点から西南尾根
霊仙山最高点から西南尾根

 


西南尾根を近江展望台へ
西南尾根は、展望は素晴しいが、カルスト地形特有の石灰岩がゴツゴツと突き出しているので歩きにくい。
途中、踏み跡が無くなり右往左往。 カレンフェルトを直進すればよかったものを、錯綜する獣道を上に下に歩き、30分余りのロスをしてしまった。
先行者がいれば分かりやすいが、フクジュソウの咲く季節でもなければ歩く人も少ないルートのようだ。

西南尾根から南側
西南尾根から南側の景観
(裏)西南尾根南側の急斜面
西南尾根から
西南尾根からの景観
(裏)西南尾根南側斜面を振り返る
西南尾根から霊仙山と西側
西南尾根から霊仙山と西側の景観
裏)南霊岳・近江展望台へ西南尾根
霊仙山を望む
西南尾根に入り霊仙山を望む
(裏)霊仙山最高点に続く西南尾根
西南尾根
石灰岩石群の連なる西南尾根
(裏)西南尾根の北側景観
西南尾根から
西南尾根からの景観
(裏)西南尾根と霊仙山を振り返る
南霊岳から西南尾根と霊仙山
南霊岳から西南尾根と霊仙山

 
近江展望台から
近江展望台からの景観
(裏)近江展望台から霊仙山


笹峠・今畑登山口を経て落合登山口へ
近江展望台からは、草地の急斜面を一気に下っていく。
ボロギクばかりのなかにホオズキがそこかしこに見られた。 自生種ではないはず。 あれは今畑の人たちが植えたものだろうか。  今では廃村になっているが、古い民家の庭や畑に沢山のホオズキが植えられていた。

このルートは、標識も目印のテープも殆どないので、ソロでは歩かない方がよさそうだ。
笹峠付近でも立ち往生。 指標に従い歩いたが、またもや道が不明瞭となり薮かきをする羽目に( ´△`)
なんとか正規の道に戻ることができたが、迷いやすく荒廃しているところが多いルートだ。

近江展望台から下山道
近江展望台から下山道を見下ろす
(裏)近江展望台から霊仙山
ボロギク
緑があっても「ボロギク」ばかり

 
ホオズキ
急斜面のホオズキ

 
近江展望台
近江展望台を振り返る
(裏)急傾斜地を笹峠へ下る
登山道を振り返る
下ってきた登山道を振り返る
樹林帯
急な草原地の斜面を下ると樹林帯
ホオズキの群生地
ホオズキの群生地
案内に沿って進み迷う
案内に沿って左に進み迷う
枯木や倒木の伐採が進んでいる
枯木や倒木の伐採が進んでいる

 
笹峠
笹のない笹峠
(裏)笹峠の小さな標識
今畑に下る
杉林の中の登山道を今畑に下る

 
宗金寺
今畑廃村の宗金寺
(裏)今畑廃村の水場
今畑登山口
今畑登山口に下る
(裏)今畑登山口
落合集落
落合集落に人影はない
(裏)落合集落内の道路を進む
落合集落
人の住まない落合集落を振り返る
(裏)落合神社への鳥居が見える
大洞谷
落合登山口から大洞谷に入る

 


大洞谷から汗拭峠を経て榑ヶ畑登山口へ戻る
落合の集落跡からは、大洞谷沿いに緩やかに登っていく。 途中、南霊岳付近でお会いした二人連れに遭遇。 一人がヤマヒルに吸血されていたので、早速、アルコールと“ジョニー”を噴霧。 持ってきた甲斐があったというもの。 このあたりはヤマヒルの宝庫のようだ。

汗拭き峠まで急勾配のロープ場があるが、厳しいのは5分ほど。 峠からは元来た道を下っていく。

大洞谷の登山道
大洞谷のヤマヒルが出る登山道

 
汗拭峠へ
大洞谷から汗拭峠へ登る

 
汗拭峠
汗拭峠に戻る
裏)無人販売の飲料を求める先行者
榑ヶ畑登山口
駐車した榑ヶ畑登山口に戻る
(裏)榑ヶ畑登山口が見えた


今日は体調不良に加え、あちこちで迷ってタイムロス。 7時間ほどで降りる予定が、1時間半ほどオーバーしてしまった。

最近、マイナーな道を歩くことが多くなったせいか迷い易くなった。 下調べもせず安易な気持ちで歩くと低山でも遭難に繋がる。 準備もさることながら、山に対する畏敬の念と謙虚さを忘れずに慎重に行動したいと思っている。




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