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ギラギラする陽射しとなって、少し時期は早いが、グンバイトンボ探しに行ってきた。 この陽射しなら、アオハダトンボの翅が青く輝く構造色も撮れるかもしれない。
アオハダトンボもグンバイトンボも、水生植物の多い水の綺麗な小川にしか生息しないトンボで、準絶滅危惧種になっている。 発生は局地的で、見られる時期も比較的短い。 この場所では、アオハダトンボの後にグンバイトンボが発生する。
目的の川辺も暑いくらいの陽射しが容赦なく照らし、トンボ探しには好条件。 長靴に履き替えポイントへ行くと、そこは大木に遮られまだ日陰になっていた。 見つかるのは、アオハダトンボの雌だけ。 期待外れになる可能性もあるが、暑さを堪えて、暫く川縁を歩き回ってみる。
ポイントからは離れていたが、日に照らされた河原の草むらに、アオハダトンボが舞っていた。 数は多くないが、数匹が縄張りを巡りバトルを繰り広げている。 追い払いが済むと、息継ぎでもするかのように翅を開閉し、青く輝かせてくれる。 沢山シャッターを切ったが、思うような綺麗な色合いに撮るのは難しかった。
日陰になっていたポイントにも日が差すようになって、漸くグンバイトンボに会えた。 まだ羽化が始まったばかりなのか、体色は薄く、数も少ない。 それでも、この日の期待には応えてくれた。 流れる汗に、これ以上長居するのは諦め、この川を離れることにした。
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