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明け方には近くの山に雲がかかっていたが、天気が回復してくることに期待して、六甲山上散策に行ってきた。
山上路にでると、まだ靄っていて思ったより暗い。 辺りを覆う靄が衣服をほんのり湿らせ、木立からは水滴が垂れ落ちてくる。 涼しいどころか、蒸し暑いくらいの六甲山上になっていた。
薄暗い遊歩道だったが、ヤマジノホトトギスやクサアジサイが出迎えてくれた。
靄が薄れ時折薄日さえさすようになってから、木立の中の小さな池を訪れる。 薄暗い水面をトンボが飛んでいることは判っても、止まってしまうとどこにいるか判らなくなる。 目を凝らして、見当をつけてカメラを覗くと、漸く姿を捉えることができた。 天気が良ければ飛び回っていることが多いこのオオルリボシヤンマ、曇り空が幸いしたのか止まっているときが多かった。
トンボを撮る真向いに、藪から出てきて動く小さなものが目に入った。 カメラを向けて覗くと、小さなヤブサメ! 慌ててシャッターを切ったが、直ぐに藪に隠れてしまった。
場所を変えホツツジを覗きに行くと、もう満開になっていた。 長雨にあたったからか、涼しい日が続いたからか、今年は少し花が早い。 ボタンヅルも、いたるところに咲き広がっていた。
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