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仁淀ブルーを訪ねる三つ目の場所は、中津渓谷。 中津川の流れが、岩盤を削り取って形作った渓谷の美しさが見所になっている。
渓谷入口の案内に従って遊歩道に足を踏み入れると、傍らに中津川の淡い青色をした淵が広がる。 良く整備された遊歩道には七福神の石像があって、最初に出迎えてくれたのは毘沙門天の石像。 七福神全てを探すのも楽しいようだが、渓谷美に目を向けていて、いつしか忘れてしまっていた。
大きな岩が多い中津川の流れも、澄んだ淡い緑色をしている。 遊歩道の奥には、切り立った岩盤がそびえ、その奥に雨竜の滝が姿を現す。 雨竜の滝が岩盤を削り取りながら後退してきた証なのだろう。 この日の水量は少なかった様で、多方向へ水を吹き出す「竜吐水」状態は見られなかった。 滝壺の岩は、鉄分が多く含まれるという紅色がかったものだった。
雨竜の滝を出て、滝の上にある竜宮渕から、石柱(いしばしら)へ。 岩盤を削って落ち込んだ谷底には、清流が流れ、岩盤がえぐり取られてできた岩の柱が立っている。 高さが20m、川まで下りたかったが、これは叶わなかった・・。
仁淀ブルーを巡った二日間。 何処の流れも澄んで美しく、微妙な色の変化も感じさせてくれた。 水量が少ない時期になっていたようで、もう少し水量が多ければ、違った景色や色合いに出会えたのかもしれない。
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