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昨年より半月以上遅かった早春の花が、漸く咲き出したようだ。 待ってましたとばかりに、手っ取り早く森林植物園を覗きに行ってきた。
最初に行くのは、早春の草花が咲くロックガーデン。 日が差すのが遅いこの場所、まだ空気が冷たいこともあるのか、朝はどの草花も閉じていた。 「セツブンソウもあるんですよね」、問われてみて、あれ?どこに咲いていたかな・・。 探せないくらいしっかり閉じていて、場所を見つけるのにも四苦八苦だった。
フクジュソウもパラボラアンテナを開いたのは、昼を回ってからだった。 ユキワリイチゲは花の数が多いが、ほぼすべてが白花で、綺麗な淡紅紫の花に会えないのが残念。
オオバマンサクやシナマンサクも、小さな花を沢山咲かせ、木の枝を黄色に染め始めていた。 早春の花々が野山を賑わしてくれるのも、もうすぐだろう。
草花の花が開く時間を待つ間、探鳥兼ねて園内を散策。 あちこちでチェーンソーの音が響き枯草刈りも行われていて、アトリやシロハラ・ツグミ等が多く、大した期待はできなかった。 バーダーも入園者も少ない園内で、ツグミが遊ぶ広場を見ていると、少し大きめの鳥も動き回っている。 カメラを覗くとトラツグミ、近づいても驚く風もなく、飛び去ることもない。 いつまででも遊んでいられるが、少しの時間だけで背を向けることにした。 この後、違う場所でも二回トラツグミに会ったが、ノンビリしているのか、静かに近づいても逃げることはなかった。
殆ど人の入らない小道を歩いていると、一瞬見慣れない鳥が目に留まった。 ほんの何秒か、頭が白いミヤマホオジロか・・。 良い条件で撮りたいと思っても、二度と探すことはできなかった。
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