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朝の気温は低かったが、冬用下着と薄手の防寒着で寒さを感じることはない。 ランチボックスを積んだバスは、サウスエントランスへ向けて走る。 グレイシャーポイントロードが雪で閉鎖されていて、グレイシャ-ポイントの観光は前日までにキャンセルになっている。 自然相手では、予定通りに行かないこともあります。
標高700m程の宿から、サザンヨセミテハイウェイを15分程走っただけで標高は1200mを越え、雪が降り出してきた。 進むごとに積雪が多くなり、スリップ事故も起きている。 チェーンを付ける車で渋滞も起き始めていた。 標高1500mを越えるサスウエントランスには45分程で着いたが、この日はワウォナロードも雪で通行止めになってしまっていて先に進めない・・。
ここから引き返すことになるが、バスはチェーン装着のために30分程停車。 ここで同行していた添乗員が意外な活躍を見せる。 老ドライバーをアシストして、チェーン付けてしまったのだ。 聞けば、大型二種免許を持っていて、大型バスのチェーン装着も経験していた。 ドライバー任せでは心もとなかったのですから、何が役立つか判らないですね。
サウスエントランスは閉鎖になったが、西からのアクセスは可能なようで、現地ガイドに依れば大回りしてヨセミテに入るようだ。 来た道を引き返す間にも、閉鎖を知ら無いのだろう車が上ってきていて、引き返すのが大変なくらいの渋滞になっていた。 途中チェーンを外し、宿を通過した時には11時15分を回っていた。 セントラルヨセミテハイウェイからマーセド川沿いにエルポータルロードをぬけ、ようやくヨセミテビレッジ目前。
最初の下車地点はブライダルベール滝、ここからエルキャピタンが見える筈だったが、雲に覆われた空が景観を消してしまっていた。 次のセンティネル橋からのハーフドームの景観も、見えるのは雲だけで、輪郭さえもうかがえない。 時間を費やすことなくヨセミテロッジに向い、ヨセミテ滝だけは見ることになった。
時折小雨の降る中、自由になる時間を割いてロッジ周辺で野鳥を追いかけてみた。 ポンチョを被っての野鳥撮りは、結構不自由でチャンスを逃すことが多くなってしまいました。
ヨセミテロッジに14時について約2時間の散策を終え、ヨセミテの絶景を見ることもなく、この日の観光は終わった・・・。
この日の宿はフレズノ、途中夕食をとり、宿に着いたのは20時45分頃だった。
GPSロガーのこの日の観光バスの走行距離は、344km。 雪の影響で迂回走行した分、距離が随分長くなったようだ。 最も、絶景を見ることが出来なくて、この日の予定時間が過ぎたのですから、悲しまないといけないのでしょね・・・。
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