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前日の雨は上がったが、心配なかったはずの台風の進路が信州を目指すコースになっている。 帰りは台風の中を通過せざるを得ないようだ。 ここはじたばたしても始まらない。 雨雲に入る前に、予定通り奈良井宿を訪ねることにする。 高速道路を走れば早いが、この日は甲州街道(R20)から中山道(R19)に抜ける一般道を走ることにした。
往時の面影を色濃く残す奈良井宿は、天気の所為か人影も少なくゆっくり散策することが出来た。
奈良井宿を出てからも、この日は興味半分で中津川ICまで中山道(R19)を走ることにした。 山間道路で車は少なかったが、目的もなく走る道ではない。 幾つか道の駅に立ち寄っては見たものの、どこも寂しげに感じられたのは、この日だけだったのだろうか。
高速道路に乗って暫くすると、ようやく(?)大粒の雨が落ちだし、次第に雨脚が強くなってきた。 頃合いを見て、SAで長めの休憩をとったが、雨脚の弱まる気配はない。 暫く待っても、雨だけで風の無い状態は続き、走り始めることにした。 強い雨脚で視界は悪く、速度を上げるのも躊躇われたが、車間距離を取れば気にするほどではない。 走っている車が少なくかえって走り易いくらいだった。
明るい時間に帰宅できたのは良いが、涼しい霧ケ峰高原に戻りたくなる程、ここは暑かった。 早く、身体を慣らさなきゃ・・・。
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