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そろそろ梅雨入り間近、翌日からは雨の予報になっている。 その前に、サンコウチョウに会いに、再度山へ行ってきた。
サンコウチョウの営巣ポイントにはバーダーは二人だけ、囀りも聞こえず何故か静かすぎる。 聞けば、週末までは多くのバーダーで賑わっていたようだが、その後は巣を放棄して出なくなってしまったらしい。 よっぽどひどい目にあわせてしまったのだろうか・・。 この後三々五々訪れるバーダーも、事情を聴いて帰ってしまう・・。
暫く粘っては見たものの、時折遠くで囀る声しか聞こえない。 辺りを飛び回るオオルリを撮っただけで、ここは諦めることにした。
寂しい成果になってしまい、期待は薄いが、もう一ヶ所の隠れたポイントへ回ってみる。 条件の悪いこの場所だが、やはり鳴かず飛ばず、暫く様子を見ていたものの気配すら感じられない・・。
諦めかけた時、少し遠いがサンコウチョウのメスらしき鳥影を見つける。 高い枝先で飛び回っていて、頻繁に同じところに止まっている。 ここで漸くレンズを覗いたのだが、ここには小さな小さな巣があった。 まだ見つかっていなかった巣なのだろう、これは期待できそうだ。
二羽のサンコウチョウが頻繁に抱卵を替わるのだが、飾り翅を揺らすオスの姿が見えない。 飾り翅を落としたオスなのだろうか、二羽ともメスにしか見えないのだが・・。 いくら撮っても様子は変わらず、高い枝先を手持ちで撮るのはこれが限界、頃合いを見てこの日は終えることにした。
調べてみると、サンコウチョウのオスには3タイプあって、背中が黒紫色で尾羽が長い、背中が黒紫色で尾羽が短い、背中が茶色で尾羽が短いものがあるようです。 今回出会ったのは、背中が茶色で尾羽が短いタイブだったのでしょう。
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