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天気が良さそうな時を見計らって、何年かぶりに伊吹山の秋の花を愛でに行くことにした。 翌日の予報は曇り空で、晴れの予報を信じて出発する。 晴れ間が広がっていた空は、鈴鹿山麓に入ると雨模様になって、一抹の不安が過る。 雨はこの時だけだったが、すっきり晴れ渡る天気とはいかなかった。
ドライブウェイ入口は晴れていたのだが、山頂は霧が濃く見晴らしはないよとの忠告を受ける。 ここで引き返すわけにもいかず、山頂へ向かったのだが、山頂近くは霧が濃く見通しも悪かった。 この天気でも、山上前の駐車場から停車している車が多く、カメラの砲列が出来ている。 すごい賑わいと思ったのはここだけで、山上駐車場は閑散としていた。 草花よりも野鳥撮りで賑わっているのでしょう。
霧の伊吹山へ足を踏み出したは良いが、草花は風に踊り、少し離れた草花は霞んでしまう。 レンズが曇ることはなかったが、メガネに付く細かい水滴で、メガネ拭きの方がひっきりなしになってしまった。
秋の草花と少ない残り花を求めて、山上登山道を一通り全て巡ってみた。 遠景は絵にならず、踊る草花にも手を焼きながら、どうにか濡れずに花巡りを終えることが出来た。 もう少し早い時期に訪れるのが良かったようだ。
帰る頃には、少し雲が高くなったのか霧がはれ始めていた。 伊吹山にも、獣除けの柵やネットが廻らされていて、以前より景観は妨げられていた。 それでも、その中にも野生動物が入っているのか、あちこちに獣臭が漂っていた。 山野草を残していくのにも、人の手による防御が必要になっているのですね。
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