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梅雨が明けて最初の週末、夏休みを利用して恒例の高山植物に逢いに出掛けてきた。
高山植物と言えば信州、まだ信州は梅雨明けしていないが天気は持ちそうだ。 今年の目的地は「花高原」湯の丸高原にした。
山としては高くはないが、湯の丸山や烏帽子岳へも登ってみよう。
家を6時過ぎに出発し、昼過ぎに地蔵峠に到着。 ここの標高は1,732m、涼しいくらいで気持ち良い。 そのまま真っすぐ高層湿原として知られる「池の平湿原」へ。
池の平湿原
混んだ駐車場に車を停め、急いで散策の準備をする。
多くの人が訪れていて、団体やグループの数もかなりのもの。 上信越高原国立公園の一部で、人為的な開発を制限することで良い環境を維持できているのでしょう。
歩道や木道が整備されており、マナーも行き届き、人出の多さにも関わらずゴミもない。 立ち入りできるところは限られるが、遊歩道の間近でも草花を楽しめる。
ここの目的の一つは高山蝶のミヤマモンキチョウに逢うこと。 欲張って、ミヤマシロチョウやベニヒカゲに逢えれば最高だが。
ミヤマモンキチョウを追いかけていた撮り人に出会い、習性などを伺って待つこと暫し。 遠くで舞ったりするものの、殆ど止まらない。 陽が当たらないと舞うこともなく、これを撮るのは大変そう。 やっと陽が当たっても、カメラを構えることもできないくらいに飛び回っている。 停まってくれるのは雌だけ・・・。
そしてチャンスがやってきた。 止まってはくれなかったが、雌の近くで雄が舞い続けている。 画質を犠牲にして連写を続け、どうにか撮れたのだった。
臼窪湿原
宿入りしたが、まだ夕食には早い。
ミヤマシロチョウは牧場周辺が多いと聞き、幸運にも期待して、臼窪湿原まで散策に。 ここは湯の丸キャンプ場の奥になっていて、ここでは大勢の子供たちが賑やかに炊事をしていた。
まだ16時前だったが、陽が傾き辺りを靄が蔽い始めている。 湿原には人影もなく、後は明日にしよう・・・。
早い夕食を始めるころには、沢山の車で埋まっていた地蔵峠駐車場も、数える程の車しかなくなっていた。 ここは、日帰りで訪れる場所のようだ。
寒いくらいに良く冷房の利いた食堂に集まった宿泊客は2組だけ。 冷房を停めてもらおうとして気が付いた「ここには冷房設備がない」、高山と変わらない高地の気温なのでした。
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