(写真や地図はクリックすると拡大します) 地図 前日 峰の原高原 緋の滝へ 戻る
一昨年は菅平牧場登山口から登った根子岳、今度は峰の原口から登ることにした。 只、この登山道大雨の影響で荒れていて、牧場口からの登山道より歩きにくいらしい。 はなから四阿山まで行くつもりはなく、久しぶりの山登りを楽しめれば良い。 天気は悪くない予報だが、どこにも青空が見当たらない。 そのうち晴れるだろう、山登りにしては遅い時間に出発した。
菅平牧場の外周に沿って登るにつれ、辺りには雲が流れ込み霧に覆われてきた。 避難小屋付近までは、登山道周辺の草花を愛でることもできたのだが、晴れてくる気配はない。
避難小屋からの登山道は迂回を促す看板もあったが、このルートに崖があるはずはなく、踏み跡もはっきりしていて、予定通り進むことにした。
霧は少し濃くなり、登山道は深く抉られた部分も出てくる。 迂回路を探しながら、時に藪漕ぎもして山頂を目指すが、先にも後にも登山者は殆ど無い。 花を愛でながらゆっくり登ったのだが、先に進んだ登山者は一人だけ、下る人には出会わなかった。 メインの牧場口ルートを利用する人が多いのだろう。
霧に霞む根子岳山頂には、先着した登山者が程々に集まっていた。 ここからの眺望は全く得られず、長居する理由もない。 一息入れただけで、子根子からザレ岩ルートでの下山を始めた。
小根子は濃い霧に覆われていて、見返しても根子岳は見えない。 ここは通過するだけになった。
ザレ岩付近からようやく靄が晴れてきて、山頂付近には雲がかかったままだったが、避難小屋まで下った時には青空も覗き出した。
このザレ岩側ルート、登山道に荒れているところはなく緩い坂が続くだけなので、散策気分で歩くことができる。 ただ、随分距離が長くなって、この日出会った登山者は全くなかった。
避難小屋からは、登りには靄っていた景観を愛でながら下る。 霞んでいた草花の濃い色合いも、鮮やかに輝いて、ようやく蝶も舞い始めていた。
久しぶりの山登り、時間をかけてゆっくり歩いたのだが、脚には少し堪えたようだ。 久しぶりにマメも潰して、この沁みる痛みの感覚を思い出した・・。
装備を解いて一息入れ、きのこ探しに出かけたものの、目ぼしいものは見つけられなかった。 きのこシーズンには、やはりまだ早かったようです。
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