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ここ暫くまとまった歩きができていない。 汗を流す時期も終わり、弛むお腹回りに効果があるかどうか、裏六甲のマイナーな山道を歩いてきた。
久しぶりに踏み入った石楠花谷は、あちこちに倒木があり、落ち葉の所為もあって踏み跡さえはっきりしない所がある。 歩く人も余りないだろうこの道、この日は誰一人会うことがなかった。 代わりに驚かされたのが、キジかヤマドリか、直ぐ近くからバタバタと大きな羽音をたてて飛び去る音。 山道を歩いていて、見通しも利かない所で飛ばれても、姿を確認することすら難しい。 万一への期待で重いカメラを担いでいたのだが、結局一度も出番はやってこなかった。
下りは、地獄谷道で。 この道もそれ程整備されているとは言い難いが、石楠花道に比べれば格段に歩きやすい。 木の実や谷川の流れを楽しむ余裕があった。 最も、この道でも人っ子一人出会うことはなかった。
山道を下りて、ようやく鳥影が現れ、囀りが聞こえるようになったが、久しぶりの歩きで出来た足のまめが沁みて、執着しなかった。
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