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山ちゃんの晴れたらいいね2003/7/22,23

白馬岳

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     【 1日目 】雨  猿倉-白馬大雪渓―頂上宿舎
     【 2日目 】晴  頂上宿舎―白馬岳―杓子岳―鑓ヶ岳―鑓温泉―猿倉



白馬岳ルート

 前日、猿倉荘の近場で車中泊する。
 朝、雨音で目が覚めた。 雨がかなり降っているが、引き返す勇気もない。 二時間ほど待ったが、止みそうにないので思い切って登ることにした。 猿倉荘で入山手続きをして出発。


 樹林帯を歩き、白馬尻で休憩をして少し歩くと、大雪渓が目前に広がってきた。 これが、あの「白馬大雪渓かー!!」アイゼン初心者の私は、装着が上手くできない。(~ヘ~;)
 もたついている私を見かね、主人が手伝ってくれた。 風雨が次第に強くなってきた。 ガスも出て視界も悪い。 休む所もないので、赤いベンガラの上を、ただひたすら歩いた。


 二時間ほど歩いただろうか。 高度が増すにつれ、呼吸も苦しくなってきた。
 疲れた、休みたいー。( ´―`)
 雪渓の出口では、多くの登山者が、一仕事を終えた安堵感を漂わせながら、思い思いに休憩を取っていた。 気がつくと雨は小降りになっていた。 私達も腰を下ろして休むことにした。


 休憩を終え、ガレ場をジグザグに登り、小雪渓をトラバースして避難小屋を過ぎると、お花畑に着いた。 ウルップソウは、花の盛りを過ぎ、ドライフラワー化したものも目立つ。 少し残念に思いながらも、ガスの中、頂上小屋を目指して歩いた。

白馬岳山頂にて
 初めての山小屋。 心配なので個室を取った。 ベニヤで囲まれただけの小部屋だが、思いのほか個室料が高くて驚いた。 山小屋に着いて暫くして、主人が頭痛を訴えてきた。 そう言えば、私も頭が重い。 夫婦で軽い高山病にかかったようだ。 臨時の診療所はあるが、診察を受けるほどでもない。 早めに就寝することにした。




 翌朝は、天候に恵まれ、高山病も治っていた。 リュックを小屋に置き、白馬岳を往復することにした。 山頂は、すでに登山者で賑わっていた。 頂に立ち、達成感と満足感をかみ締めながら、360度の大パノラマを堪能した。 頂上からは、雪渓を登ってくる人達が、蟻の行列に見える。 大自然の前では、人間は本当にちっぽけな存在である。 小さな事でくよくよしたり悩んでる私を嘲笑ってるかのようにも見える・・・。 山に教えられることが多い。

ミヤマキンポウゲ  白馬岳に別れを告げ、杓子岳を経由して歩いた。 鑓ヶ岳までは急坂が続くが、絶え間なく咲いた青紫のミヤマオダマキが疲れた身体を後押ししてくれた。 山頂から石ころだらけの斜面を下り、鑓温泉に向かう。 楽しみにしていた大出原のお花畑は、流れるガスに霞んでいた。 道は長い下りが続いていく。 次第に足が重くなってきた。 クサリ場の前の濡れた岩で、足を滑らせ転んでしまった。.゜・(/。\)・゜.怪我はなかったが、ストックがあれば防げたかもしれない。


 クサリ場から小雪渓をぬけ、やっと鑓温泉に着いた。 鑓温泉で休憩をとったが、硫黄のにおいの苦手な私は早々に退散した。 2~3の小雪渓を歩き、疲れた足を引きずりながら下った。 もはや大好きな水芭蕉を愛でる余裕もない。 ストックを持たずに歩くこと、10時間。 もうあたりは、すっかり日が暮れていた。 猿倉荘に着いた時には5時を回っていた。 疲労困憊。(;´▽`A``




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