(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
例年なら梅雨開けも聞かれる時期、3年ぶりに立山に出かけてきた。 前回は秋の紅葉、今回は夏の高山植物を訪ねての登山。
今年は連日雲に覆われていて、ライブカメラでも眺望の利く日が殆どない。 雨を心配しながらの出発となった。 天気のせいか交通量は少なく、予定よりも早く着けたのは、この日の幸運の一つだった。
マイカーアクセス
神戸(出発4:00)→(名神高速・北陸自動車道)→立山IC→立山駅(到着9:00 所要時間:5時間)
立山ケーブル(9:50発)→美女平(10:00発)→室堂ターミナル(10:45着 全所要時間:6時間45分)
美女平を出るときは厚い雲に覆われていた空も、室堂が近くなる頃には雲の上に出て、青空が出迎えてくれた。 思いがけない良い天気で、出来るだけ歩いておくことに決め、浄土山を巡ることにした。
このところの雨で消えたのか残雪は少なく、「サブザックで登ったら!」の妻の忠告を聞かず、フル装備で歩き始めることにした。
妻は明日の歩きに備え、軽量のサブザックで室堂平散策へ。
コース
室堂ターミナル(11時発)→浄土山(12時40分着)→ →一ノ越(14時20分着)→雷鳥平(15時50分着)→雷鳥荘(16時10分着)
浄土山ではライチョウとの出会いにも恵まれ、お花畑では思いのほか時間をとってしまった。
一日目は、この日の晴れ間に合わせたような、運の良い登山日になった。 今日の宿、雷鳥荘は映画「釼岳 点の記」のロケでも利用されたようで、設備は良く温泉もあり、掛布団が羽毛なのはありがたかった。
二日目、夜明け前から強い雨音が聞こえている。 風も強く、山歩きできる状態ではない。 ゆっくり帰り仕度をしていると、急に雨が上がり空も明るくなってきた。 諦めていた待望の雨上がり、周りの宿泊者と同じに慌ただしく宿を出、雨雲の合間を狙って雷鳥沢周辺を散策。
短い夏を知っているのか、高山植物は雨に洗われても可憐に咲き競っていた。 一時間ほどで雲行きが怪しくなり、低く垂れこめてきた。 宿に戻りザックを背にターミナルに向かう頃には、本格的な雨模様となっていた。
目的の奥大日岳へは登れなかったが、予定より早く昼過ぎには立山駅に戻る。
小雨模様ではあるが、称名滝(しょうみょうだき)に寄ってみた。 雪解けで水量の豊富な称名滝は、豪快な見応え十分な水爆となって、眼前に威容を見せていた。
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