(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
今回の山行は、昨年のリベンジ西赤石山。 アケボノツツジの開花が少し遅れているとの情報だが、今年は北斜面を曙色に埋め尽くす大群落を目にすることが出来るだろうか。 期待を胸に、早朝3時に出発、一路新居浜へ。
マイカーアクセス
自宅(出発3:00)→(阪神高速・神戸淡路鳴門道・高松道・松山道)→新居浜IC→R11→長田交差点→
→(長田通り・県道47)→旧別子銅山跡入口(日浦登山口)駐車場(到着6:25) 所要時間:3時間25分
前回は東平から登ったが、今回の登山口は日浦。 旧別子銅山の遺跡を見ながら登る、一番ポピュラーなコースである。
コース
日浦登山口(6:50)→ダイヤモンド水(7:25)→銅山越(8:15)→西山山頂(8:40)→
→銅山越(8:55)→西赤石山山頂(10:20)→兜岩(11:00)→西赤石山山頂(11:40)・昼食→
→銅山越(12:55)→(牛車道)→ダイヤモンド水(13:50)→日浦登山口(14:30)
駐車場は、トイレや水場、案内板もあり、よく整備されているが、狭くて10台ほどしか停められない。 朝7時前にもかかわらず既に満車状態だった。 さすがに人気の山とあって県外ナンバーの車も多い。 先着者が停めていた道路脇の空きスペースに私達も加わる。
登山口からは、階段を登り、往時の繁栄を偲ばせる接待館跡や劇場跡などを見ながら、渓流沿いに歩く。 ミツバツツジやヤマフジの咲く、なだらかな道を30分余り歩くとダイヤモンド水に到着する。 そこには、東屋や椅子、簡易トイレが設置されていて、先行の団体さんが休憩をとっていた。 私達もそこで小休止し、すぐに歩を進める。
ダイヤモンド水から銅山越までは、二箇所の分岐があるが、どちらを選択しても合流。 両道とも道標があり迷うことはないが、右コースを取った方が最短コースとなるため、上りに使う人が多いようだ。
銅山越の分岐は、左へ折れ、ツガザクラの大群生地のある西山を目指す。
なだらかな尾根道には、南限と言われるツガザクラの大群落がロープで保護されていた。開花すれば、見事な景観だろうが、アケボノツツジ同様開花が遅れているようだ。
殆ど蕾で、数輪の開花が見られただけだった。
西山山頂は狭く、灌木が生い茂って展望も利かない。 期待のアケボノツツジも蕾状態なので、三角点の写真だけ撮って銅山越に戻った。
銅山越からは、昨年と同コース。
西赤石山頂を目指して尾根道を進む。 この日は、空気が澄んで山々の稜線もくっきりと見え、遥か石鎚山まで遠望できた。 この時期、山に登って、こんなに景観が良かったのは久々のような気がする。 咲き始めたツガザクラや山肌を彩る濃ピンクのミツバツツジも目を楽しませてくれた。 山頂まで、一時間半。 いくつかの岩場やアップダウンはあるものの、快適な稜線歩きができた。
西赤石山のアケボノツツジと言えば、兜岩からが定番になっている。 兜岩にも人影は多く、なにはともあれ、下りてみた。
例年10日が、ピークと言われるアケボノツツジ。 今年は低温が続いた影響で、開花が一週間から10日ほど遅れているという。 全山ピンクに染まるのはもう少し先のようだ。
下山はできるだけルートが重複しないように選択。 牛車道はなだらかで歩きやすいと聞き、少し遠回りになるがこちらに歩を進める。 このコースは開放的な美しい景観を楽しめる。
西赤石山は、歴史と高山植物と展望と三拍子揃った、秀でた山ではあるが、神戸からだと頻繁に来るわけにもいかない。 とりあえず今回で満足し、次は東赤石山に登るとしよう。
【アカヤシオとアケボノツツジ】
どちらもピンク色のきれいな花色をしていて、見分けがつきません。 花を支えている軸=花柄(かへい)にある腺毛(せんもう)の有無で見分けられると聞いていたので、比較してみました。
|