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加西フラワーセンター「不思議な食虫植物展」
ユニークな姿や生態を持つ食虫植物。 以前からその不思議な世界に興味があり、夫を誘って出かけてきた。 世界には食虫植物が約500~600種類存在するといわれているが、ここ加西フラワーセンターには、袋状の器官で虫を落とし込んで捕らえるウツボカズラ、筒状葉を持つサラセニア、虫をはさんで捕らえるハエトリソウ、粘着液で虫をくっつけるモウセンゴケなど、100種類700株が展示されている。
食虫植物は土壌に恵まれない環境に自生するため、生き残るために独自の進化をしたといわれている。 植物には、ひとつひとつに生き残り戦略がある。 強かなもの、巧妙なもの、ユーモラスなもの等・・。 食虫植物たちも、あの手この手で虫を引き寄せる妙技を持ち、形も多種多様で面白い。 知れば知るほど奥深くて楽しい世界だ。
日本には、21種類ほどの食虫植物が自生するといわれている。 兵庫県下でもため池や湿地にタヌキモ、モウセンゴケ、イシモチソウなどが見られ、一昨年、近くのため池で見つけたミミカキグサも、地中に捕虫嚢をつけ、ミジンコなどのプランクトンを捕食する食虫植物と聞く。 残念ながら、日本には落とし穴式のウツボカズラはないようだが、こんな奇抜なものが存在すれば、食虫植物に対する見方や関心も変っていたかもしれない。
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