(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
暑い暑いと言っても涼しくならず、谷筋の冷風でも見つけようと裏六甲の滝巡りをしてきた。 昨年もイワタバコを探しに歩いたコースで、この時期に一度は出かけないといけない(?)ポイントだ。 楽しくない山を歩くだけのとき、連合いは御昼寝の御身分と決め込んでいて、今回も単独行。
紅葉谷道から七曲滝を経て旧極楽茶屋へ
有馬を歩き始める頃の気温は25℃。 足取りも軽く(?)、紅葉谷道から七曲滝を目指す。 谷筋に入ると気温は20℃、時折通り抜ける谷風が心地好い。 この谷筋にもイワタバコが点在して咲いている。
この時期にしてはハイカーの姿もなく、地図にない急な谷筋を直登することにした。 涼しいとは言え、夏場に選ぶコースではない。 上部は道もなく、僅かな低木を頼りに、へとへとになりながら登りあげると、百間滝への分岐部に出ることができた。 思いのほか水分をとることが多く、持参した水では足りそうもない。 流れる汗と重い足取りで、旧極楽茶屋まで行きペットボトルを補給することに。
百間滝、似位滝を経て白石滝へ
旧極楽茶屋で水分を補給し、しばし休憩。 日差しは強くなっていたが、六甲山上の空気はさわやかで涼しく、少しばかり長居したようだ。 体温が下がると気分も良くなり、体力も回復する。
紅葉谷道を下り、先ほどの分岐部から今度は百間滝へのコースをとる。 下りのコースは足取りも軽い。 百間滝、似位滝にもイワタバコが咲いていた。 この時期にしては少し水かさの多い谷筋を、一気に白石滝まで下る。 白石滝の河原には、白龍滝へ向おうとしている先行パーティーが集まっていた。
白石滝から白龍滝を経て一軒茶屋へ
先行するパーティーの殿(しんがり)を務めてしまうことになったが、途中、イワタバコに感嘆するパーティーには追い越させてもらった。 経験者向となっているコースだが、白龍滝までは楽しみながら歩ける。 水量に恵まれた白龍滝でしばし戯れ、谷筋を登るがここからの急坂はきつい。 谷筋を登りきると登山道が復活するが、ここも急坂。 ズボンも濡れてしまったほどの大汗で、一軒茶屋にはやっと辿りついたというありさま。 このきつさは久しぶりだった。
魚屋道・炭屋道で有馬へ
一軒茶屋で昼食がてら休憩。 「かき氷」が飛ぶように売れているのに誘われ、つい冷たい一杯をねっくり楽しむ。 席を立つ多くの人が、汗でつくった丸い尻跡を残していた。
下山は魚屋道から炭屋道の最短コースを軽快に。 この暑さでも、結構沢山のハイカーが歩いていて、物好きも多いものだと一安心できた。
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