トップ頁へ
トップ頁へ
山ちゃんの晴れたらいいね2010/8/13

燕岳

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図


 お盆休みの山行きは、北アルプスの燕岳と早々に決めていたのに、どうも台風が接近している模様。 長野の雨の公算は日増しに高まっていく。 流動的で予報が当てにならない。 14~15日あたりが天気は良さそうだが、人気の山ゆえ大混雑が予想される。 できれば、喧騒のなかを歩きたくはない。 お天気と夫の休みとの兼ね合いが難しい・・。 直前まで悩んだ末、12日に雨の中を移動し、13日北燕岳ピストン予定となった。


 マイカーアクセス

自宅(出発12:50)→(阪神高速北神戸線・中国道・名神高速・中央道・長野道)→
    →豊科IC→(県道57)→道の駅「安曇野ほりがねの里」((到着18:15)   所要時間:5時間25分

安曇野ほりがねの里
道の駅「安曇野ほりがねの里」
駐車場
ひまわり畑に隣接した駐車場
燕岳登山口第一駐車場
燕岳登山口 第一駐車場

8月12日(木)
 前夜、道の駅「安曇野ほりがねの里」で車中泊。
 燕岳近くには、登山者用の無料駐車場が完備されてはいるが、水場、トイレ、食料の確保、登山口からの距離を鑑み、ここを選択。 駐車場は160台ほど停められ、夜は明るすぎず、暗すぎず、SAよりは車中泊には適しているようだ。 他にも車中泊と思われる車が20~30台ほどあった。

 以前より車が小さくなった(RV車から普通サイズに乗り換えた)ので、できれば車中泊は避けたかったが、登山口を早朝に出発できるという利点を考慮し、5年振りに車で夜を明かすことになった。 夫が、寝やすくなるよう何かと工夫を施してはいるが、足が延ばせる状態にはなく、寝心地は悪い。 が、この期に及んで文句も言えず、明日に備えて寝るしかない。( _ _ ).。oO

8月13日(金)
 翌朝3時起床。 寝不足だが仕方がない。 出発の準備をしながら、ふと考える。
 駐車場とはいえ、勝手にお借りした以上、一宿一飯の恩義がある。 何か購入するのが筋ではないか。 が、営業時間外。<(。_。)> この店、地産地消を推奨するだけあって、農産物は超人気で、おにぎり定食なども美味しいと評判である。 とりあえず、ヨイショ^^ またいつか、機会があれば訪れるとしよう。


 マイカーアクセス

安曇野ほりがねの里(出発3:55)→(安曇広域農道)→有明→
  →(県道57・県道327)→燕岳登山口第二駐車場(到着4:40) 所要時間:45分

 道の駅から中房温泉付近にある駐車場まで約45分。 途中コンビニに寄り、暗闇のなかを走ったので余計に時間を要したかもしれない。 第一駐車場は早朝4時半にもかかわらず、すでに満車状態。 第二駐車場も空スペースは少ない。 さすが、人気の山。 燕山荘の宿泊客や縦走者も多いのだろう。


 コース

駐車場(5:14)→登山口(5:25-5:30)→第一ベンチ(6:02)→第二ベンチ(6:28)→第三ベンチ(7:02)→富士見ベンチ(7:38)→
  →合戦小屋(8:06-8:21)→燕山荘(9:29-9:52)→燕岳(10:21-10:25)→北燕岳(10:42)→引返し点(10:57)→
  →燕山荘(11:46-11:55)→合戦小屋(12:35-12:54)→富士見ベンチ(13:13)→第三ベンチ(13:38)→
  →第二ベンチ(14:08)→第一ベンチ(14:30-14:35)→登山口(14:59-15:04)→駐車場(15:15)


 駐車場で手間取ったが、身支度を整え、車道を400mほど歩くと登山口に到着。

登山口から合戦小屋
 登山口を5時30分に出発。 のっけから急登ではあるが、さほどきつくはない。 第一ベンチから富士見ベンチまで要所に休憩ポイントがあり、道も良く整備され、危険箇所もなく歩き易い。 小学生から80歳近い年配者まで登っている。 老若男女、誰もが登れる山のようだ。 ハイシーズンとあって、重い荷物を背負った縦走者も多い。
 樹林帯の中を2時間半ほど歩いただろうか。 合戦小屋に到着した。 小屋前は広く、名物のスイカを食べたり、食事をしたり、皆が思い思いに休憩をとっていた。 私達もおにぎりを頬張る。

燕岳登山口
燕岳登山口
標高 1,462m
第一ベンチ
第一ベンチ
(裏)第二ベンチへ向かう学生さん
第二ベンチ
第二ベンチ
(裏)第三ベンチへの登山道
第三ベンチ
第三ベンチ
(裏)大天井岳、東天井岳方向の眺め
>眼下に「中房温泉」の屋根
眼下に「中房温泉」の屋根が見える

 
富士見ベンチ
富士見ベンチ

 
合戦小屋への登山道
合戦小屋への登山道
(裏)下山する登山者
合戦小屋
合戦小屋 標高 2,363m
(裏)合戦小屋前ベンチで休憩


合戦小屋から燕山荘
 合戦小屋からは、高度が増すにつれ、大天井岳や燕岳などの展望が広がり、遠くには燕山荘も見えてくる。 途中、ハクサンフウロやトリカブトなどのお花畑も見られ、夫はシャッターを押すのに余念がない。 合戦小屋からはきつい登りはなく、快適な尾根歩きができる。 ほぼ一時間の行程で、燕山荘の玄関に登り着いた。

燕山荘へ向かう登山者
燕山荘へ向かう登山者
(裏)下界は雲に覆われている
燕岳も燕山荘も見えてきた
燕岳も燕山荘も見えてきた
(裏)合戦尾根を歩く登山者
合戦尾根の登山道
合戦尾根の登山道
(裏)燕岳が眼前に迫ってきた
燕山荘が近い
燕山荘が近い
(裏)合戦尾根を行く登山者
稜線のシルエット
稜線のシルエットもきれいだ
(裏)燕山荘直下のお花畑
燕山荘直下の登山道
燕山荘直下の登山道
(裏)燕山荘直下のお花畑
燕山荘はもうすぐ
燕山荘はもうすぐ
(裏)「槍ヶ岳」も裏銀座も雲の中
燕山荘
燕山荘
(裏)テント場


燕山荘から北燕岳
 燕山荘前は表銀座から裏銀座まで見えるビューポイントと聞くが、雲がかかって全貌とはいかない。 槍ヶ岳も雲の合間に見え隠れしている。 台風一過の晴天を狙ったのにちょっぴり残念である。 時間が経てば、そのうち槍さんのご機嫌も良くなるかもしれない。 とりあえず、荷物を軽くして燕岳へ向かうことにした。

燕山荘から「燕岳」
燕山荘から「燕岳」
(裏)燕山荘から「燕岳」
燕山荘直下のお花畑
燕山荘直下のお花畑
(裏)燕山荘直下のお花畑
燕山荘直下のお花畑
燕山荘直下のお花畑 テント場方向
(裏)燕山荘下合戦尾根方向のお花畑
燕山荘直下の「コマクサ」
燕山荘直下の「コマクサ」
(裏)槍ヶ岳を背にしたコマクサ群落
「燕岳」へ
「燕岳」へ向かう
(裏)「燕岳」から燕山荘方向
「燕岳」山頂
「燕岳」山頂
(裏)「燕岳頂上」の石碑
「雷鳥」の親子
「雷鳥」の親子
(裏)北燕岳から唐沢岳方向の稜線
「コマクサ」群落
栽培地のような「コマクサ」群落
(裏)北燕岳直下のお花畑


 燕岳山頂へは花崗岩の砂礫の稜線を辿る。 コマクサの群落やイルカ岩、メガネ岩などの奇岩の間を抜けて、燕岳山頂に立つ。 山頂は狭く、多くの登山者で賑わっていて、身動きが取れそうにない。 早々に退散し北燕岳に向かう。 途中、雷鳥の親子やホシガラスに遭遇。 夫はシャッターを押すのにまたもや忙しい。 このルートにもコマクサの群落が多く見られる。 北燕岳東面でもハクサンフウロやミヤマキンポウゲなどの高山植物が咲き乱れ、見事なお花畑を楽しむことができた。 燕山荘へ戻る途中、雲が取れ槍の全容が見えてきた。 表・裏銀座のなかでも、槍ヶ岳は圧倒的な存在感と風格を漂わせている。 眼前に広がる大パノラマに息を呑む。 この感動的な光景は、どれだけの登山者を魅了し続けてきたことだろう。 人気の所以がわかる。

北燕岳直下のお花畑
北燕岳直下のお花畑
(裏)東沢乗越の登山道は花畑の中
北燕岳直下のお花畑
北燕岳直下のお花畑
(裏)北燕岳直下のお花畑
自然が創り出した造形美
自然が創り出した造形美
(裏)槍ヶ岳がくっきりと姿を現した
ホシガラスが松の実を啄む
ホシガラスが松の実を啄んでいる
(裏)「燕岳」山頂に人影が多い
自然の造形「メガネイワ」
自然の造形「メガネイワ」
(裏)「コマクサ」畑にホシガラス
槍ヶ岳をバックに イルカイワ
槍ヶ岳をバックに イルカイワ
(裏)裏銀座の雲も晴れてくれた
「槍ヶ岳」
「槍ヶ岳」

 
燕山荘からも槍ヶ岳が
燕山荘からも槍ヶ岳が見えた

 


 暫し山荘で、展望や周辺のお花畑を楽しみ、下山の準備をする。

「燕山荘」前広場
「槍ヶ岳」を背に「燕山荘」前広場
合戦尾根を下る
合戦尾根を下る
槍ヶ岳が見える
ここからも槍ヶ岳が見えていた
第二駐車場も車で一杯
第二駐車場も車で一杯に


 下り始めると、夫が体調不良を訴えてきた。 喉が痛くて鼻汁が止まらない様子。 そう言えば、珍しく朝からピッチが上がらない。 いつもは私の前を颯爽と歩いているのに、今日は元気がない。
 それでもなんとか無事下山できたが、運転中も悪寒を訴え、気分がすこぶる悪そうである。 時間があれば、安曇野観光をと考えていたのに、それどころではない。 とりあえず運転を交代し、近くの薬局に寄り、体温計と風邪薬を購入。 37.5℃ とても運転できる状況ではなさそうである。 困ったぞ~。 高速の運転は夫の仕事と決め込んでいたのに・・。 長野から神戸まで私が運転? “く(“”0””)>なんてこった!!” 恐ろしい! 寝不足で燕岳往復し、その上、6時間も運転して帰るなんて、そんな芸当が私に出来るはずもない。 お盆のさなか、渋滞も予想される。 宿も急には取れない。 こうなった以上、夫の回復を祈りつつ、時速100kmほどでチンタラ帰るしかない。 夫も気の毒である。 私の運転では、後部座席でゆっくり休むことも出来ない。/(・_;\  それでも3時間余運転しただろうか。 恵那峡あたりで薬が効いてきたのか、運転交代の申し出があり、私は漸くお役御免となった。
 10時半帰宅。 「もう若くないな~」と夫が呟いた・・。


 かくして、すったもんだの慌しい一日は終わった。


 

トップ頁へトップ頁へ   一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図
 
頁カウンターNETカウンター山ちゃんのときどきホームページ  リンク等はご自由にどうぞ。