(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
花も少なくなり、紅葉には少し早いこの時期、どの山に登るか悩んでしまう。 このところお天気の方も不安定で、登山には微妙な降水確率。 いろいろ悩んだ末、久々に奈良の山、稲村ヶ岳を歩くことにした。
マイカーアクセス
自宅(出発5:30)→(新神戸トンネル・阪高神戸線・阪高大阪港線・阪高環状線・阪高松原線・南阪奈道)→
→葛城IC→(県道30・R309・県道21)→母公堂駐車場(到着7:50) 所要時間:2時間20分
早朝5時半、一路洞川温泉を目指し出発。 温泉街から車で5分ほど走った母公堂前の駐車場に車を停める。 7台ほど駐車できるが、シーズンオフのせいか8時というのに停めている車はない。
コース
母公堂駐車場(8:00)→法力峠(9:00)→山上辻・稲村小屋(10:00-20)→大日山(10:50)→稲村ヶ岳(11:15-25)→
稲村小屋(11:50-12:10)→レンゲ辻(12:50)→林道終点(14:05)→発菩提心門・大峯山遙拝所(14:30)→母公堂(14:55)
駐車場から法力峠
身支度をして登山道へ入る。 ハガクレツリフネが咲く杉林の中を緩やかに登っていく。 暫く歩くと、ミカエリソウの群落があちこちで見られるようになる。 ミカエリソウ(花の頁参照)の名前の由来は、振り返って見たくなるほど美しい花ということだが、何度見ても美しいとは思えない^^ 名前負けしていると思ってしまうのは、大きなお世話だろうか。 それとも地域によって美しく咲くところがあるのだろうか? 相も変らず、どうでもいいことを考えながら歩いている。 展望の利かない道をだらだらと登っていく。 よく整備されて歩きやすいが、変化がなく面白い道ではない。
法力峠から稲村小屋
法力峠に出ると、雑木林となり視界が開けてくる。 ここからもなだらかな道が続く。 途中、流されてしまった桟橋の残骸が目に留まる。 流される度に新しく架け替えて下さっている地元の方のご尽力に感謝しながら、鉄桟橋を渡る。 ロープや鎖場が2~3箇所あるが、さほど危険なところは無い。 だが、なだらか過ぎて、高度を稼げない。 駐車場から2時間余で漸く稲村小屋に到着した。
大日山・稲村ヶ岳
稲村小屋前の広場に設置されているベンチで小休止。 気温12度。 休んでいるとさすがに寒い。 上着を着用し、すぐに山頂を目指す。 雑木の中には少しずつ色づき始めた木々も見られる。 あと一週間もすると見頃を迎えるだろう。
大日山へは10分ほどで登りきるが、かなり険しい山である。 ここは雨乞いの神様が祭られているという。 山頂からはガスで全く展望が得られないので、稲村ヶ岳に向かう。 ここには展望デッキがあるが、大日山同様で展望は得られず。 夫が「こんな日もあるよ」といったが、 このところいつもこんな日のような・・。O( _ _ )o 。 待てどもガスは切れそうに無いので、すぐに下山。 稲村小屋より上では食事が禁止されているため、小屋前にて、昼食を摂る。 「今日は誰にも追い越されなかったね」と言いながら、周りを見回すと、私達よりかなり年齢層が高い。 納得。
レンゲ辻ルート下山
下山は、レンゲ辻経由を取る。 レンゲ辻まではほぼ平坦な歩きやすい道だが、そこを過ぎると急な下りとなる。 ガレ場で、湿っていて滑りやすい。 夫婦で転んだり滑ったりなんとも賑やかであるが、幸いにも誰も歩いていない。 下りには全くもって適さないルートである。 ここを下りきると林道にでる。 足に疲れが溜まっていたのか、この林道歩きがとても長く感じられた。 3時前、漸く駐車場に到着。 母公堂で500円の駐車料金を払ったら、コーヒーと手作りのあられをご馳走して頂いた。
色づき始めた木々に、深まりつつある秋を感じながら爽やかな山歩きが出来た。 が、夫は転んで、尻餅をつくやら肩を捻るやらで、あまり楽しい山歩きではなかったかもしれない^^
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