(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
今週は長い距離を歩いてみるつもりで遠出も考えたが、やはりこの時勢、ガソリン消費は控えるべきと考え、近場の未歩行エリア丹生山系縦走路を歩くことにした。
つくはら湖からシビレ山へ
つくはらサイクリングターミナル近くの駐車場に車を停め、サイクリングロードに沿ってつくはら大橋を目指す。 ランニングや散歩をする人もまばらな静かな歩きだしとなった。
つくはら大橋を越えて登山口からは山道が始まる。 山道脇は一面、つばき林になっているが、蕾が多く花の見頃はまだ少し先のようだ。
植林帯のない雑木の自然林は明るく眺望が利き、山歩きの楽しさを味わうことができた。
シビレ山から帝釈山へ
シビレ山の頂は、狭くて展望もきかない何の変哲もないところだった。 ここからは、丹生山に寄らず帝釈山を目指す。 進むほどに何となく歩いたような記憶が・・・。
帝釈山では、先客が一人昼食を取っているところだった。 山頂の祠にも広場にも記憶が甦る、そうだ前に来たことがある。 記憶は曖昧なものだ。 その時は大勢の登山者で賑わっていた頂も今日は訪れる登山者はまばらなようだ。
ここで昼食。 マイナーな山に訪れる単独登山者に興味を持ち、しばし山談義。 新大阪から、最短コースの義経道経由で登ってきたというその人は、気ままに各地の山を歩かれているようだった。
帝釈山からは眼前に明石大橋や淡路島が望めるが、霞みの中に浮かんで見えた。
稚子ヶ墓山へ
帝釈山を下り国道428を少し歩いて、双坂池から稚子ヶ墓山へ向う。
登山道は、谷筋の苔むしたゴロ岩を歩くルートとなっている。 足元が悪く直登するので、結構堪える。
稚子ヶ墓山山頂はシビレ山同様、狭くて展望が利かないため、そのまま先に進む。 200m程進むと、小さな塚があって開けていた。 これが山の名前の由来になる「稚子の墓」、稚子墓山伝説遺跡の標記があった。 ここから眼下に山田町が見通せるが、遠景はやはり霞んだままだった。
肘曲り手前から標識を頼りに、みのたにグリーンスポーツへのルートをとる。 かつてはりっぱなルートのような痕跡が残るが、今は荒れて殆ど利用されていないようだ。
山田町を駐車場へ
みのたにグリーンスポーツからは舗装された農道を進む。 畔や土手に春の訪れを探しながら歩く。 道路には土筆やスミレ、農道脇のビニールハウスには、茎の短いチューリップが咲き始めていた。
今回は20km以上の距離を目指して歩いたが、若干不足していた。 それにしても、会えた登山者は3人だけ。 ここまで少ないということは、やはり皆さん自粛されているのだろうか。
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