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山ちゃんの晴れたらいいね2011/4/29

釈迦岳

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁    登山ルート地図


「春のお花めぐり第一弾はどこにしようか。」 「そろそろ比良山系のイワウチワが咲いてる頃じゃないの?」
今回の山は、まだ未踏の地でもあり、稜線からの展望が素晴らしいという釈迦岳に決定。

 マイカーアクセス

自宅(出発6:20)→(阪高北神戸線,中国道,名神道)→京都南IC→(R1,県道143,R1)→
  →(西大津バイパス,湖西道路)→JR比良駅(到着8:20),JR比良(8:43)→JR北小松(8:50) 所要時間:2時間30分



ゴールデンウィークの初日とあって、もう既に渋滞が始まっていた。 いつもなら京都東ICで降りるが、急遽京都南ICに変更し下道を走ってバイパス(R161)を経て比良駅へ。

今回のコースは、比良駅に車を止め、二駅分電車で移動し、北小松からヤケ山、ヤケオ山を経由して釈迦岳に登って比良駅に下りてくるコースである。

比良駅は田園風景の広がる長閑な場所にあった。 駅前の駐車場に車を停め、電車の便を見るとなんと一時間に二便。 その中の一便は次の駅、近江舞子止まりという。 えっ~どうしよう。 こんなに不便とは! たった二駅と思っていたのが大きな誤算だった。
困っていたら、親切な駅員さんが「次の近江舞子駅で乗り換えるといいですよ」と教えてくれた。

 コース

JR北小松駅(8:55)→楊梅滝,雌滝(9:30)→滝見台(9:45)→涼峠(10:20)→ヤケ山(10:45)→ヤケオ山(11:45-12:10)→
     →釈迦岳(12:40)→旧リフト駅(13:15)→旧山麓駅(14:15)→イン谷口(14:25)→JR比良駅(15:05)



大した待ち時間もなく何とか北小松駅に到着。 駅を出ると、すぐに「楊梅滝、比良げんき村」の大きな標識があった。 標識に従って車道を山側に歩き出す。



楊梅滝(雌滝)から滝見台へ

「比良げんき村」を過ぎると車道が途切れ、楊梅(ようばい)の滝の大きな看板が現れた。 楊梅とはヤマモモの木のことのようだが、語源は不明。 この滝の別名は、「白布の滝」「布引の滝」という。
「布引の滝」はわが神戸市にもあるが、調べてみると同名の滝は全国各地にあるようだ。

ここまで来て、滋賀県で一番の落差を誇ると言う、楊梅の滝を見ないわけにはいかない。
沢沿いに階段を登っていくと、雌滝が現れた。 その上部に雄滝があるが、残念ながら雌滝から雄滝は見えない。 雄滝へは、山沿いの道なら険しくないようだが(川沿いは険しい)、展望台から見れるため割愛。 但し、展望台からだと、滝の一部が樹木に隠れていて全貌は見えない。 落差40m、昨日の雨でかなりの水量があり、それなりに迫力は感じられた。

楊梅滝
楊梅滝(雌滝) (裏も)

 
滝見台から琵琶湖
滝見台から琵琶湖

 
滝見台から楊梅滝
滝見台から楊梅滝(雄滝)
(裏)楊梅滝(雄滝)
滝見台から
滝見台から
(裏)滝見台から琵琶湖



ヤケ山からヤケオ山へ

滝を過ぎると石がゴロゴロした急坂となる。 一気に高度を稼ぐ道が続く。 抉れた道やV字のザレ場を登っていくと、涼峠。 峠に立てられた木版に「小松柴出し唄」や「芝刈り唄」の地唄が記されていた。 昔、樵(きこり)が柴刈りをしながら、この唄を歌っていたのだろう。

涼峠からは、寒風峠への分岐を左のヤケ山方面へと向かう。 ヤケ山に立つと、目前にはヤケオ山や釈迦岳の山容、琵琶湖の向こうまで、大パノラマが広がっていた。 ここで展望を楽しみながら小休止。 休んでいると、10人ほどのパーティーが登ってきたので、やむなく場所を明け渡す。

ヤケ山からは一旦下り、比良山系でも名物となっている(?)難所の急坂登りとなる。 途中展望の素晴しい所や残雪なども見られるが、結構厳しいので小休止を入れながら登っていく。 登りつめたところが、ヤケオ山である。
それにしてもヤケ山にヤケオ山とは変わった名前である。 名前の由来を知りたいところだ。
ヤケオ山山頂も展望がいいので、ここで昼食を摂ることにした。

今日はお天気もまずまずというのに、このルートはあまり人気がないのだろうか。 登ってきたのは、単独者と2組のパーティーのみ。 やはり皆、比良の主峰、武奈ヶ岳に登っているのだろうか。

涼峠
涼峠
ヤケ山への登山道
ヤケ山への登山道
ヤケ山山頂
ヤケ山山頂
尾根道から琵琶湖
尾根道から琵琶湖
眺望が利く尾根道
眺望が利く尾根道
(裏)尾根道を登る
尾根道から振返る
尾根道から振返る
(裏)ヤケオ山の残雪
ヤケオ山山頂へ
ヤケオ山山頂へ
(裏)ヤケオ山へ登る
ヤケオ山山頂
ヤケオ山山頂
(裏)釈迦岳(左)への稜線



釈迦岳へ

ヤケオ山からは、比良山系の山歩きの醍醐味でもある、眼下に琵琶湖を眺めながらの尾根歩きとなる。
夫が途中バイカオオレンを見付け、久しぶりの被写体に喜んでいる。 花の名前は全く覚えられないくせに、写真だけはあれこれ撮りたがる^^
イワカガミもそろそろ咲いてもよさそうなのに、葉っぱのみのお出迎えだった。 今年は雪が多かったのだろうか。

危険なガレ場を過ぎると、次第に登りがきつくなり、広場にでた。 釈迦岳山頂だ。 展望は全くないが、何組かのパーティーが昼食を摂っていた。

何の変哲も、面白もない山頂。 その上、小雨もぱらつき出した。 長居は無用。 すぐに下山を開始した。

ヤケオ山から琵琶湖
ヤケオ山から琵琶湖
(裏)釈迦岳(左)と武奈ヶ岳(右奥)
バイカオウレン
バイカオウレン
(裏)バイカオウレン群生
釈迦岳山頂
釈迦岳山頂に着く
(裏)釈迦岳山頂
釈迦岳山頂で
釈迦岳山頂で昼食の登山者

 



下山、イン谷口から比良駅へ

下りは、旧リフト駅とイン谷口を経て比良駅に下りていくコースである。

今回の目的はイワウチワ。 なのに、花がなかなか見当たらない。 夫が「ちゃんと調べてきたんか?」と不満そうにいう。 「文句言うんだったら自分で調べたら?」と、いつもの他愛ないバトルをしていると、イワウチワの群落を発見。 花はまだ咲き始めのようである。 それでも夫は写真が撮れて満足したのか大人しくなった^^
このあたりにはシャクナゲも群生しているが、蕾はまだまだ固い。

このコース、意外に急な下りが続く。 登りにつかってもかなり厳しい。 リフト駅があった頃は、登山道も整備されていたのだろうが、今ではすっかり荒れている。 抉れて掘割状になった悪路である。
「もう杖が手放せないわ~」 「杖が無いと歩けないとは、年寄りみたいやなぁ」

リフトに沿ってどんどん下っていくと、リフト旧山麓駅に到着。 さらに舗装道を歩くと、駐車してある車が数台見えてきた。 山菜取りかな?それとも、釣? いや、まてよ、ここ見覚えがある。 そうだ、二度も来たことがある、イン谷口の入り口付近だ! イン谷口は、武奈ヶ岳へ登る拠点の一つでもある。 「やっぱり皆、武奈に登ってるんだ!」

だらだらと歩き比良駅についたのは、3時過ぎ。 ゆっくり歩いたので、6時間10分もかかってしまった。

イワウチワ
イワウチワ
(裏)イワウチワ群生
登山道分岐
登山道分岐

 
比良リフト跡
比良リフト跡(旧山麓駅側)
(裏)比良リフト跡(旧釈迦岳駅側)
比良リフト中間点跡から
比良リフト中間点跡から

 
ミツバツツジ
登山道のミツバツツジ
(裏)ミツバツツジ満開
イン谷口
イン谷口

 



自粛ムードの反動で外出や旅行者が増えたのだろうか、帰路も高速道路は40kmの大渋滞。 またもや下道を走る羽目に・・(;´д` )  慣れない大阪や宝塚の街を走り、夫は気の毒なくらい憔悴しきっていた。
この大渋滞、ずっと続くのだろうか。  連休中、あと一山登りたいのだが・・。



 

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