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友人が京都の祇園に行って見たいと言い出した。 私もまだ行ったことがないエリア。 具体的にどこへ行けば祇園らしい光景がみられるのか皆目検討が付かない。
ネットで検索してみると、4月30日まで「都をどり」開演中とあった。 「とりあえず会場周辺に行けばいいじゃないの?」と、なんともアバウトな出発となった。
せっかくだから「都をどり」を見ることにした。 「都をどり」とは、京都祇園の芸妓により、甲部歌舞錬場で4月1日~30日まで開催される舞踊公演のこと。
公演は1日に4回約1時間。 2時からのチケットを取り開演までの時間観光することにした。 建仁寺の境内からや八坂神社を経て、昔見た大鐘楼をもう一度見てみたいと言う友人に連れられ、知恩院を訪ねた。
知恩院の大鐘は、日本三大梵鐘の一つで重さが70トンあり、除夜の鐘の時は総勢17人がかりで撞くという。 観光・京都おもしろ宣言のなかに、こんな有名なエピソードがあった。
相対性理論で知られるアインシュタイン博士が1922(大正11)年に知恩院に立ち寄った。 大鐘の直下に立った後、鐘を打たせた。 鐘の真下では、音波が相殺して無音の場所ができることを証明したのだという。
計算によって振動がどのように波動として流れるかを求め、無音の位置に立っていたのだというが、私のような凡人には、相対性理論そのものが難しすぎて分からない。
あちこち歩いた後は美味しいランチをお腹いっぱい♪ そんな私達に睡魔が襲わないはずがない^^
開演して、長唄と芸舞妓の踊りが始まると、皆が一斉に心地よい眠りへといざなわれ、あとは終始睡魔との闘い^^ 隣席の友人は華麗な舞を全く見ることなくもなく、最後までスヤスヤと夢の世界zzz・・ なんとも贅沢なお昼寝である^^ さすがに、ちょっと演者に申し訳ない気分になった^^;;・・・
祇園に花街ができたのは江戸時代初め。 八坂神社の参拝客を相手にした茶屋などで、女たちが舞や歌を披露するようになったのが、起源と言われている。
伝統ある花街も芸舞妓たちの華麗な舞も、つくづく私たちには縁のない世界なのだと実感した^^
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