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うさぎ年も残すところあと1週間。 卯年が終わる前に、以前から一度行ってみたかったうさぎ島と呼ばれる大久野島に出かけてきた。
1泊2日でゆっくりする予定が、島の唯一の宿泊施設である「休暇村大久野島」は満室で予約がとれず。 結局、早朝出発の日帰りで出かけることになった。
マイカーアクセス
自宅(5:45)→(六甲北有料,山陽道)→本郷IC→(県道82,33,59)→忠海港駐車場(9:00) 所要時間:3時間15分
大久野島についてちょっと予備知識。
広島県竹原市忠海町の沖合い3kmの瀬戸内海に浮かぶ、周囲4.3kmの小さな島で、昭和4年に日本陸軍の毒ガス工場が建設され、第二次世界大戦末期まで毒ガスが製造されていた。
島に残る毒ガス貯蔵庫跡や毒ガス障害者慰霊碑が、太平洋戦争下の化学兵器製造の実態を今に伝えている。
かつては地図から消された島や毒ガス島などと呼ばれていたが、戦後は島全体が国民休暇村に指定され、1934年に瀬戸内海国立公園となる。
島内にはたくさんのうさぎが生息。 これは忠海町の小学校で飼育されていた8匹のうさぎが放されて野生化したもので、現在の生息数は300匹ほど。(実感としては、もっと多いような?)
大久野島へは、忠海港からフェリーや客船を利用して15分。 往復料金は600円と、意外と安い。
コース
忠海港発(9:30)→大久野島着(9:42)→ビジターセンター前(10:00)→休暇村本館前(10:20)→登山口(10:53)→
→展望台(10:05-13)→ビジターセンター(11:35-40)→第2桟橋(11:50)→大久野島発(12:13)→忠海港着(12:25)
着いた早々うさぎ達のお出迎え^^ 人馴れしているので、人が来るとすぐにエサをねだりに来る。 港に、当然エサ売り場があると思っていたので、手ぶらで行ってしまった私達。 手を差し出すとエサと勘違いして手袋を齧り始めた。
「ごめんね。何もなくて「(^^; ) 」「手ぶらで来ちゃあダメだよね」
この島を訪れる方々は、うさぎ好きの人が多いのだろう、皆さん手にニンジンやキャベツ、大根などの野菜持参で来られていた。 もっと下調べをして置くべきだったと、反省<(。_。)>
桟橋には、休暇村までの送迎バスが待っていたが、島はゆっくり歩いても3時間ほどの距離、うさぎさんや景色を眺めながらゆっくり散策することにした。
島からは、大三島や小久野島がすぐ近くに見える。 「泳いで渡れそうやね。」 そうはいってもカナヅチの私と泳ぎが得意でない夫。 二人してすぐ溺れてしまいそうだ^^
あっちにもこっちにもうさぎさんヽ(*^。^*)ノ 歩いているだけで近寄ってくる。 この島には天敵がいないのでうさぎの天国になっているようだ。 動物園と違ってうさぎ達がのびのびと生活しているのがいい。
一番多いのは、休暇村前。 餌が貰えるので常時60~80匹のうさぎが見られるようだ。
ここで私も写真を撮ろうとデジカメを出すも「あれっ、映らない」 それもそのはず電池が入っていない。 充電したままだった|ヽ(~゜。) 私のドジは今に始まったことではないが、夫の「またか」といった冷ややかな眼差しが痛い。 もとより写真は夫の仕事。 わたしゃ、うさぎさんと目いっぱい戯れ遊ぶとしよう!
このあたりまで来ると、休暇村でレンタサイクルを借りて、サイクリングを楽しむ家族づれも多く見られる。 車は乗り入れ禁止で、遊歩道がよく整備されているので、歩行者も自転車も安心して行動できる。
家族で訪れて、夫は釣り、妻や子供たちは島内サイクリングといったパターンも珍しくないようだ。 特に第一桟橋付近は、釣りの好ポイントになっていて、優雅に釣り糸を垂れる光景が見受けられた。
うさぎさんとたっぷり遊んだ後は、島内の軍事施設跡地を見学。 ここには、毒ガス貯蔵庫跡や砲台跡などが点在している。 人間は立ち入り禁止になっている施設跡地でも、うさぎさんは関係なくあちこちから顔を出してくる。 かわいい~♪
最後は島のほぼ中央にある展望台へ向かう。 展望台へのルートはいくつかあるが、登山口から15分ほどで登れて、瀬戸内の島々が一望できる。 島に初めて訪れた人でも芸予の島々が分かるように、床に周辺の地図が敷かれていた。
ここから眺める朝日や夕日は最高だろうなぁ~。 なんにもない島だが、1泊する意味がここにあるような気がする。
そして、この展望台にもうさぎさんが・・。 人が居そうな至るところに出没する^^
景色を眺めながら、うさぎと戯れ、まったりとした時間を過ごす。 そんな贅沢な過ごし方が理想だが、それができないのが、我夫。 うさぎと廃墟しかない島は、回遊魚の夫にとってはすぐに退屈してしまう。
島内をゆっくり回って2時間半。 “廃墟マニアにはたまらん”という発電所跡や島の自然について学ぶことができるビジターセンターも見学したが、時間を持て余すことになり、昼過ぎに忠海に戻ってきた。
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