(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 大久野島の頁へ 登山ルート地図
大久野島内をゆっくり回って2時間半。 時間を持て余すことになり、昼過ぎに忠海に戻ってきた。
まだ12時半。 先ずは腹ごしらえ。 なのに、どこを探してもお食事処がない。 仕方がないので、小さな古びた(失礼)食堂に入っておうどんを注文。 予想通り不味かったが、とりあえずお腹は満たされた。
時間に余裕があるので、瀬戸内の島を見渡せるという忠海のシンボル「黒滝山」に登ることにした。
コース
忠海港(12:25) → (昼食 20分) → 登山口(13:30) → 黒滝山山頂(14:00-15) → 登山口(14:30) → 忠海港(14:55)
黒滝山は、港から歩いて1時間強、登山口からは30分ほどの距離にある。 登山口までは車で行けるが、私達は短時間で登れそうなので歩いて行くことにした。 道路脇の畑にはみかんや八朔などの柑橘類が残る。 懐かしいな~。 愛媛の八幡浜に住んでた頃、良く見た光景だ。(写真はありませんが・・・)
日が当たると早春の道を歩いているような気分になる。 早くも水仙やスミレの花が咲いている。 それもそのはず、このあたりは、温暖な瀬戸内海気候なのだ。
登山口からは、登山道というよりもむしろ参道。 歩いていると、西国三十三霊場を表わす石仏が次々に現れる。 この山は信仰の山として地元の人々に親しまれているようだ。 途中には、乃木大将の腰掛、平山郁夫画伯のスケッチ場、観音堂などがあり、展望もいい。
頂上は狭い岩山だが、先ほど行った大久野島などの芸予諸島や多々良大橋を望むことができる。素晴しい景観だが、この岩山に佇む人はいない。 地元の人はいつでもこの絶景を眺めることが出来るのだから、こんな寒い日に登ることもないのだろう。
朝は青空に恵まれていた忠海も次第に雲が広がってきた。 雲間から射す光で海面が輝いてそれはそれで美しいが、こんなところで長居はできない。 雨の心配も出てきたので、足早に下山した。
黒滝山は手軽に登れて、眺望のすばらしい山だった。 白滝山への縦走も面白そうで、機会があればトライしてみたい。
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