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山ちゃんの晴れたらいいね2012/1/3

綿向山

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    登山ルート地図


今年の初登山は、鈴鹿山系の西に突き出た綿向山。 前日出かけたものの、八日市ICでは本降りの雨で、引き返している。
天気は持ちそうな予報で、性懲りもなく一日遅れのリベンジ。 妻には呆れられ、単独行となった。


 マイカーアクセス

自宅(出発 6:45) → (阪高北神戸線・中国道・名神道) → 八日市IC →
   → (R421・307・477・県道182) → 西明寺口 → 御幸橋駐車場(到着 8:35)  所要時間:1時間50分



県道を走る車は少なかったが、御幸駐車場には既に20台程が止まっていた。 雪道でトレースが無なくては、初めての山は歩けない。 そんな思いは、杞憂に終わったようだ。
前日の雪が木々を白く染めているものの、積雪は少なそうに見える。 アイゼンだけを背負い、輪カンは置いていくことにした。


 コース

駐車場(8:50)→ヒミズ谷出合小屋(9:10)→あざみ小舎(9:45)→
    →5合目小屋(10:00)→7合目行者堂(10:15)→綿向山(10:45-55)→行者堂(11:10)→
        →5合目小屋(11:20)→あざみ小舎(11:30)→ヒミズ小屋(11:50)→駐車場(12:00)



駐車場から行者堂へ
登山道の案内に従って、西明寺川沿いに進むと直ぐに大きな堤防(水木砂防堰堤)。 この堤防横の階段を登って、北畑林道に出る。 北畑林道を進むと、「天然記念物 綿向山麓接触変質地帯」が現れたが、どこがどのように貴重なのか、門外漢の当方には見当がつかない。 ここを過ぎて直ぐに舗装路は終わり、北畑林道終点となっている。
ここから登山道を見やると、もうそこにヒミズ小屋が見えている。

御幸橋駐車場
御幸橋駐車場(登山者用駐車場)

 
水木砂防堰堤
西明寺川荒廃砂防ダム水木砂防堰堤
(裏)竜王山は雪雲に覆われている
綿向山麓接触変質地帯
天然記念物 綿向山麓接触変質地帯

 
北畑林道終点
北畑林道終点 表参道登山口すぐ下

 


登山道に入ると直ぐにヒミズ谷出合小屋。 ヒミズ谷を越える橋を渡れば、杉林の中の九十九折れの登山道となる。 直登するには急斜面過ぎて、九十九折れになるのも納得できる。
この登山道では、一合目毎に標高と頂上までの距離を記した標柱が設けられていた。

ヒミズ谷出合小屋
ヒミズ谷出合小屋

 
一合目標柱
一合目標柱
各合目毎に設置されている
二合目を越えて
二合目を越えて
うっすらと霧氷が現れた
三合目まで
三合目まで
杉林の中を九十九折れに登る


三合目は水木谷林道に出たところ、轍跡が見えない林道の積雪は10cm位だろうか。
林道から上がったところにアザミ小舎があるが、雪が吹込んでいて利用した様子も見られない。 ここからの登山道は再び杉林の中になる。

杉林を抜けると直ぐに5合目小屋。 中では母娘の二人連れが休憩中、邪魔しないように一瞥しただけで先に進むことにした。

5合目からは杉木も少なくなり、登山道の積雪も少しだけ多めになる。 樹木の枝先に咲いた霧氷も、見栄えするようになってきた。 最後の杉林を越えれば、7合目行者コバにでる。 行者堂の広場にも人影はなく、そろそろアイゼンを着けた方が良いかなとも過ったが、そのまま先に進む。

水木谷林道の三合目
水木谷林道の三合目に出る
(裏)雪だるま?
登山道へ
水木谷林道から登山道へ

 
あざみ小舎
あざみ小舎の中に雪が吹込んでいた

 
杉林の中へ
あざみ小舎から杉林の中へ

 
九十九折れの登山道
九十九折れの登山道を登る
(裏)杉林が開け五合目小屋が見えた
五合目小屋
五合目小屋

 
霧氷
霧氷の付きも良くなってきた

 
七合目行者コバ
七合目(行者コバ)
(裏)行者堂


冬期ルートで綿向山頂上へ
行者コバを出て直ぐに通行止めの柵に行き着く。 登山ルートは冬期ルートになっていた。 ブナ林保護のため、冬季ルートへの立入りは禁止されていたはずだが・・・。 そういえば、途中、登山者が年末登った時は夏季ルートで、そこを通らせるのは危ないとクレームしておいたという話をしていた。 この数日以内でルートが変わったのだろう。

冬季ルートはブナ林の中を尾根に沿って直登する。 踏跡がなければ往生しそうなコースになっていて、少ない踏跡はアイゼンやスノーシューになっている。 先行者は、アイゼンを装着していたもののステップが流れ、歩きにくいとこぼしていた。 アイゼンを着けようにも適当な平坦部もなく、靴先をけり込みながらの登りとなった。
ブナ林には霧氷が咲き揃い、トンネルをつくっている。 木々全体を覆い尽くす樹氷の綺麗さとは異なるものの、成長を感じ取れる霧氷も味わいがあってよいものだ。

夏季ルート通行止め
夏季ルートは通行止め
(裏)冬期ルート 踏跡でしか判らない
霧氷のトンネル
霧氷のトンネル
(裏)霧氷のブナ林を登る先行者
エビの尻尾
エビの尻尾が出来始めている
(裏)成長した方向が見える霧氷
霧氷林トンネル
綿向山山頂近くの霧氷林トンネル

 


坂を登り切り平坦部に出て、霧氷林を抜けると広い綿向山頂上に出た。 先行者が数人いるだけで、この人たちも足早に下山していった。
晴れていれば素晴らしい眺望が得られるという頂上も、この日はすっぽりと雲の中で、風が強く気温は-4℃。 長居するいわれもなく、アイゼンを着け下ることにした。

綿向山頂上
霞んだ綿向山頂上
(裏)綿向山頂上の青年の塔
山頂からの眺望
山頂からの眺望は得られない

 
表参道から
表参道から綿向山頂上

 
綿向山頂上標と大嵩神社
綿向山頂上標と大嵩神社

 


下山
思っていたよりも早い時間に下山することとなった。 竜王山へ回ってみようとしたが、こちらへの踏跡が全くない。 初めての山でトレースを追えないのでは、諦めるしかない。 来た道を戻ることにした。

先に下山した若者は、頂上でスノーシューを外し、尻スキーを楽しんでいた。 こういうスノーシューの使い方もあるんだと感心。 踵下りで滑らしながらの下山は、なんとも楽しいものだった。
邪魔なアイゼンは行者堂で外してしまった。 昼前の時間になって、これから登る沢山の人々とすれ違った。 人気のある山と言うだけのことはある。

昨日登ろうとした登山者も樹氷の出来を心配していた。 同じように雨で撤退したという。 ものずきはどこにでもいるものだと一安心。

霧氷のトンネル
霧氷のトンネルを頂上に来る登山者

 
成長した霧氷
大きく成長した霧氷
(裏)霧氷の林
竜王山への踏跡はない
竜王山への踏跡はない

 
大きなザックを背負った登山者
大きなザックを背負った登山者
(裏)綿向山頂上へ向かう登山者
尻スキーで歓声を上げる若者
尻スキーで歓声を上げる若者

 
行者堂前
行者堂前アイゼンを着けるパーティ

 
団体の登山者
団体の登山者も

 
五合目小屋
五合目小屋に下る
(裏)五合目でやっと遠望が利く


昼飯を摂るよりも下ってしまう方が良さそうだ。 昼をほんの少し回った頃の早い時間に下山できた。

西明寺口で車を停め、掲示されたガイドマップを撮影。 駐車禁止になっいるこの広場は、除雪車両の基地になっていた。 ここには新しそうなトイレも設けてあった。

あざみ小舎
あざみ小舎にも人影が

 
これから登る子供の姿も
これから登る子供の姿も

 
西明寺口
西明寺口 右がバス停待合所
(裏)西明寺口 トイレと登山届箱
マップ
西明寺口に掲げられたマップ
拡大図はこちらから



殆ど休憩も取らなかったが、思っていたよりも短時間で下ることができた。 晴れていれば、もう少し撮影時間がいったのだろうが、景観を愛でるタイミングはなく、歩くだけになって一寸物足りなさが残ってしまった。

綿向山は雪山としての記載はあまりないが、積雪は多くはなさそうで、ほどほどの霧氷を楽しむことができる。 トイレはないが登山道の休憩小屋もあり、雪が苦手でも登れるのではないだろうか・・・。 七合目からの冬期コースは、そこまでのコースとは全く異なる山道となるので、気を付けて下さい。


 

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