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山ちゃんの晴れたらいいね2012/7/23

八ヶ岳(2/3) 硫黄岳・横岳・赤岳へ

(写真や地図はクリックすると拡大します)  1日目  3日目  一覧へ  戻る  花の頁  登山ルート地図


夕方までしとしと降っていた雨も止み、翌朝は快晴だった。 前もって頼んでいた朝と昼のお弁当を持ち、早朝5時半に出発した。


 コース

赤岳鉱泉(5:40)→(朝食 15分)→赤岩の頭分岐(7:30)→硫黄岳(8:00)→硫黄岳山荘(8:25-40)→横岳(9:50-10:00)→
  →(日出岳の花畑 10分)→赤岳天望荘(11:30-12:05)→赤岳頂上小屋(12:50-13:20)→赤岳(13:25)→
  →竜頭峰分岐(14:00)→行者小屋(15:05-15)→赤岳鉱泉(15:35-45)→中山尾根展望台(16:15)→行者小屋(16:25)



赤岳鉱泉から硫黄岳山荘へ

硫黄岳へは、樹林帯をジグザグに登っていく。 比較的緩やかで歩きやすかったが、左足が気になってピッチが上がらない。 大普賢岳の周回コースを歩いて以来、痛いというほどではないが、足の調子がよくない。 縦走の配分を考えてスローペースで歩く私が夫にはもどかしいようだ。  青空があるうちに登って美しい山岳風景や高山植物を撮りたいという願望がひしひしと伝わってくる。 私は少しでも荷を軽くしたいのでデジカメさえも持参しないが、夫は3000m級の山でも重たい一眼レフをぶら下げて登る。 首に重量がかからないよう工夫はしているようだが、カメキチは皆こんなものなのか、気が知れない。

途中視界が開けたところで朝食を取る。 弁当には、お赤飯と鮭が入っていて美味しかった。

赤岳鉱泉から赤岳
赤岳鉱泉から赤岳
(裏)硫黄岳への登山道
ジョーゴ沢
ジョーゴ沢を越える
(裏)登山道の階段を上る
カモシカ
カモシカもお出迎え
(裏)食害がある樹林帯を進む
硫黄岳が見え出した
硫黄岳が見え出した
(裏)朝日のさしだした登山道



森林限界を越えると、展望の開けた赤岩ノ頭に達した。 先行者が数人立ち止まって歓声をあげている。 その先を見やると、山並みに見事な雲海が広がっていた。 雲海は何度見ても感動する。

横岳・赤岳
青空に浮かぶ横岳・赤岳
(裏)阿弥陀岳の向うに広がる雲海
硫黄岳
硫黄岳が眼前に広がる

 
赤岩の頭分岐
横岳を背に赤岩の頭分岐に着く

 
峰の松目
赤岩の頭分岐から峰の松目と雲海

 
赤岩の頭分岐と硫黄岳
赤岩の頭分岐と前方の硫黄岳
裏)赤岳・阿弥陀岳を背に赤岩の頭
登山道
硫黄岳側から登山道を振返る

 
横岳・赤岳・阿弥陀岳
硫黄岳側から横岳,赤岳,阿弥陀岳

 
硫黄岳山頂付近
硫黄岳山頂付近ミヤマキンバイ群生

 



硫黄岳山頂は、なだらかなピークだった。 南北両側に巨大な爆裂火口跡があり、断崖絶壁となっているようだが、ガスが視界を遮っていた? というより怖くてあまり見ていない。
ただ、赤岳や阿弥陀岳へと続くルートは視界が開けていて、美しい稜線が一望できた。

ケルンに導かれて主稜線を南下すると硫黄岳山荘に到着した。 以前皇太子様が泊まられたというだけあってトイレがウォシュレットになっていた。 今回入ったトイレの中では一番きれいだった。

横岳,赤岳,阿弥陀岳
硫黄岳山頂から横岳,赤岳,阿弥陀岳
(裏)硫黄岳から峰の松目側の雲海
硫黄岳山頂
硫黄岳山頂
(裏)硫黄岳山頂から横岳・赤岳
硫黄岳の火口跡上部
雲が湧き始めた硫黄岳の火口跡上部
(裏)断崖絶壁、硫黄岳の爆裂火口跡
硫黄岳の火口跡
硫黄岳の火口跡を見下ろす

 
赤岩の頭
硫黄岳から赤岩の頭を振返る

 
横岳への稜線道
硫黄岳から横岳への稜線道を下る
裏)大ダルミからケルン越しの雲海
チシマギキョウ
阿弥陀岳を背に咲くチシマギキョウ
(裏)横岳を背に咲くコマクサ
硫黄岳山荘
硫黄岳山荘と横岳方向の景観
(裏)硫黄岳山荘



硫黄岳山荘から赤岳天望荘へ

山荘から稜線を緩やかに登っていくと見事なコマクサの群落が見られた。 特にシロバナが目を引く。

赤岩の頭への稜線
硫黄岳山荘から赤岩の頭への稜線
裏)チシマギキョウ咲く横岳への道
硫黄岳山荘を振返る
横岳側から硫黄岳山荘を振返る
(裏)横岳側から下ってくる団体
コマクサ群生地
霞む横岳へコマクサ群生地を登る

 
コマクサ
コマクサ(白花)
(裏)コマクサ群生地から振返る



横岳は岩峰群の総称。 岩場の鎖や梯子を攀じ登ると、横岳の本峰、奥の院に立つ。
この辺りは険しい地形ながらも、チョウノスケソウやチシマギキョウ、ミヤマシオガマ、ハクサンイチゲ、ウルップソウ、オヤマノエンドウなどの花々が峰々を彩っていた。

ミヤマシオガマ
ミヤマシオガマ
裏)雲がかかり始めた横岳へ向かう
横岳への登山道
横岳への登山道
(裏)横岳への登山道
登山道の花々
咲き競う登山道の花々

 
横岳への登山道
横岳への登山道
(裏)登山道のお花畑
横岳山頂
横岳山頂に着く
(裏)横岳山頂
横岳山頂から
横岳山頂から登山道を振返る

 
横岳の登山道
横岳の登山道
(裏)横岳からの稜線道
横岳の登山道
硫黄岳への稜線を背に横岳の登山道

 
ウルップソウ
ウルップソウ
(裏)雲が流れる赤岳と阿弥陀岳
登山道
青空が広がった登山道

 
稜線道
横岳からの稜線道を登る

 
杣添尾根
三叉峰から杣添尾根を見下ろす

 



ここの高山植物は、群落の規模こそ大きくないが、多くの種類が密集して咲くのが特徴のようだ。

今回楽しみにしていたのが、ウルップソウ。 9年前白馬岳で見て以来となる。 涼しげな青紫の独特の形をした花で、本州では、白馬岳と五竜岳とここでしか咲かない希少種だ。

横岳は、岩場が連続する複雑な地形だが、要所に梯子や鎖がよく整備されているので慎重に歩けば問題ない。 ただ、標識が少なく( 見落としたのか?) 進行方向がわかりにくいところもあった。

チョウノスケソウ
チョウノスケソウ
(裏)三叉峰から赤岳展望荘へ
日出岳のお花畑
日出岳のお花畑
(裏)日出岳のお花畑
日出岳のお花畑
日出岳のお花畑
(裏)日出岳のお花畑
日出岳のお花畑
日出岳のお花畑
(裏)日出岳のお花畑
二十三夜峰から岩場を降りる
二十三夜峰から岩場を降りる
(裏)地蔵の頭へ岩場を登る
地蔵の頭への岩場
地蔵の頭への岩場
(裏)登山道に霧がかかる
地蔵の頭付近から
地蔵の頭付近から横岳を振返る

 
地蔵尾根分岐の地蔵仏
地蔵尾根分岐の地蔵仏
(裏)地蔵尾根を下る人影



地蔵尾根分岐を過ぎると、まもなく赤岳天望荘。 ここで昼食を摂り、暫し休憩。
先に休憩中の平均年齢70歳らしきパーティーは、行者小屋から赤岳に登って赤岳天望荘に来るまで5時間かかったと苦笑されていた。 高齢になると無理は禁物。 のんびりゆっくり山歩きを楽しむのがいい。 私達もそうありたい。

ヤツガタケキスミレ群落
ヤツガタケキスミレ群落
(裏)赤岳天望荘が見えた
赤岳天望荘
赤岳天望荘

 
赤岳
赤岳天望荘から赤岳へ
裏)赤岳天望荘から眼下の行者小屋
赤岳への登山道
花の多い赤岳への登山道

 



赤岳

天望荘から傾斜の強い岩礫の稜線を登りきると、赤岳頂上小屋の建つ赤岳南峰頂上に出た。 お天気が良ければ、感動的な大パノラマが待っていたのだろうが、いかんせんガスで真っ白(хх)

「今日も小屋泊まり、ゆっくりしよう」ということで、頂上小屋に入って休憩をとる。 お昼のお弁当の量が少なかったので、再度食事をし、1杯400円のコケモモジュースを注文した。 ちょっと酸味とクセがあるので美味しいとは言いがたいが、思ったより飲みやすかった。

赤岳から
赤岳から天望荘を見下ろす
(裏)ミヤマダイコンソウ下に行者小屋
イワヒバリ
イワヒバリ

 
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ
(裏)赤岳頂上小屋
赤岳山神社
赤岳山頂、赤岳山神社
(裏)赤岳山頂



文三郎道を下山

本日の宿、行者小屋へは、文三郎道を下る。 クサリの連なる急峻な岩場を下降すると、中岳の分岐に出る。 ここから階段とガレ場が延々と続き辟易した。

赤岳鉱泉を5時半に出て、行者小屋到着が3時過ぎ。 随分スローペースで歩いたものだ。 お陰で足の痛みもなく八ヶ岳の大自然を満喫することが出来た。

文三郎道へ
山頂から文三郎道へ
(裏)文三郎道を見下ろす
竜頭峰分岐から
竜頭峰分岐から見上げる
(裏)文三郎道から山頂を見上げる
文三郎道
阿弥陀岳を前方に文三郎道を下る

 
文三郎道から山頂
文三郎道から山頂を見上げる

 
岩場の登山道
ガレた岩場の登山道を下る
裏)竜頭峰,権現岳方面分岐に着く
お花畑
オダマキ・シオガマの咲くお花畑

 
稜線道
中岳・阿弥陀岳への稜線道

 
文三郎道
分岐を過ぎ文三郎道へ
(裏)文三郎道から横岳・硫黄岳
赤岳
文三郎道から赤岳山頂

 
階段道
文三郎道の階段道を降りる

 
中岳道分岐
文三郎道・中岳道分岐

 
行者小屋
行者小屋に着く
(裏)行者小屋


中山尾根展望台
中山尾根展望台

夫は休む間もなく、赤岳鉱泉へ荷物を取りに出かけたが、私はすることもないので、早々に部屋に入って寛いだ。 ここはお風呂がないのが残念・・。



夕飯はビーフシチュー。 新潟から来られたご夫婦と相席になり、四方山話をして過ごした。
明日は美濃戸泊まりだそうだが、重い荷物を背負うか否か、ルートを模索されていた。 いずこも悩みは同じのようだ。


 

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