(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
「六甲全山縦走路」を辿る第2弾。 前回の続き「鵯越駅」から、「六甲越」までが今回のコース。 花の春山シーズンにはまだ少し早く、遠出には不向きで、近場での足慣らしとなった。
鵯越駅から菊水山へ
鵯越駅から烏原貯水池に向かい、舗装路沿いに旧神戸電鉄菊水山駅へ。 菊水山駅は六甲ハイキングの起点として利用したものだったが、利用者の減少のためかこの山間の駅は廃止になっている。 石井ダムまでは平坦で散策する人影も多い。 石井ダムを越えてからが、「菊水ゴルフクラブ」を見下ろしながらの本格的な菊水山への登りとなる。 この斜面は日当りに恵まれているのか、もうツツジが咲き始めていて、山桜まで花を見せてくれた。
菊水山頂で小休止。 天気は良いものの春霞なのか、澄んだ遠望は得られない。 休憩の間に装備の再点検、・・・。 なんと「GPSロガー」の記録開始スイッチが入っていない。 ロックを確認したつもりだったが、もうボケが始まっているのか? ここまでの約3.3km分のルートは残らなかった。 というわけで、今回の「ルート地図」には、鵯越駅から菊水山頂までが直線で表わされている。(菊水山駅出発前の時間が点の記録として残っていて、これを繋いでみたもの)
菊水山から鍋蓋山へ
菊水山から天王吊橋に下る岩の多い道では、もう満開になった数本のコバノミツバツツジに出会えた。 昨年のツツジは裏年なのか花数が少なかったが、今年は期待させてくれそうな花付きです。
天王吊橋を越えれば、鍋蓋山への急な斜面が立ちはだかる。 九十九折れの登山道を過ぎると、ここからは平坦な「鍋蓋パノラマ道」となる。 鍋蓋山山頂とは言っても、山頂らしい頂は無く、先に歩を進める。
黄砂(たぶん)に霞んで晴れてはいても、とても青空とはいえない神戸港上空には、優雅に「飛行船」が浮かんでいた。 澄んでいれば銀白色の船体が眩しいのだろうが、ちょっぴり残念。
大龍寺・市ガ原を経て摩耶山へ
鍋蓋パノラマ道を抜けると直ぐに「大龍寺」。 縦走路はここを迂回するが、今回は境内も巡ってみた。
赤門を過ぎ、舗装路を市ガ原へ。 デイキャンプのグループに混じり、この河原で軽くおにぎりを頬張るが、長居することもなく直ぐに出発。
稲妻坂から天狗道を経て摩耶山へ。 「掬星台」の直ぐ手前にある摩耶山頂に立ち寄り、三等三角点と天狗岩を巡る。 掬星台は相変わらずの人出で賑わっていた。 ここで遅めの昼食を取り、しばし休憩。
掬星台から六甲最高峰へ
掬星台から六甲最高峰までは、距離は長くなるがアップダウンの少ない舗装路が多くなる。 「六甲全山縦走路」の目印を頼りに、惰性で歩いてしまった。 六甲山上のルートは何度か経験しており、山道らしさにも乏しい散策ルートのようなものだ。
ここからは縦走路に沿った写真で御覧ください。
六甲最高峰から有馬へ
山頂から少し下ったところが一軒茶屋。 ここから約1km先にある「縦走路分岐点」を越えれば、宝塚まで一気に行くしかなくなる。 そちらに向かうハイカーもいたが、陽が落ちてずいぶん暗くなってしまうのは確実。 かつて六甲全山縦走をしたときにも、暗くなってからの縦走が当たり前だった。
今回の歩きは明るい時間帯に確認するのが目的。 この先は次回の楽しみとして、歩き慣れた魚屋道で有馬に戻ることとした。
今回の歩行は距離の割に楽なものとなった。 歩き始めをゆっくりと入ることで、脚の疲れがたまりにくくなるようだ。 勿論、アップダウンの少ないルートだったことが、一番の理由だが・・・。
六甲全山縦走路も、残りは宝塚へ下るだけのルート。 所要時間も短いはずで、近いうちにトライしてみよう。
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