(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
春の花のシーズンには早いが、温かな陽射しがある日を選んで、足慣らしに徳島県の西三子山に行ってきた。 この山自体はガイドブックに載るような著名な山ではないが、愛好家には「福寿草」の群生地として知られているようだ。
登山口へのアクセスには制限が多い。 距離の短かそうな酷道193号線の山間部は冬期通行止めで、県道16号線を走るしかないが山間部は狭い山道。 駐車場も狭そうなので、早目に着くことにした。
マイカーアクセス
自宅(出発5:40)→(名神高速・神戸淡路鳴門道)→鳴門IC→
→(R11・R55)→県道16号線→西三子山登山口(到着8:40) 所要時間:3時間
県道16号線は山間部にある集落の生活道路となっている。 対向車に注意さえすれば怖い道路ではないが、深いカーブが続く。 対向車が殆どないだけに前方の注意が大切。 八重地トンネルを抜ければ、その先が駐車場。 県道脇の広場に過ぎないが、それでも有難い。 すでに地元ナンバーの車数台が止まっていた。
コース
登山口(8:40)→トロッコ道(9:10)→トロッコ道分岐点(9:35)→88番鉄塔(9:50)→群生地分岐(10:05)→
→福寿草群生地(10:30)→西三子山山頂(11:10)→(昼食休憩40分)→88番鉄塔(12:10)→駐車場(13:00)
登山道とは言っても、送電鉄塔の巡視道を利用させてもらうもの。 道路から直ぐに少し急な道が続く。
福寿草群生地分岐の案内から杉林の中の巻き道を選んだが、群生地に着くまでずっとこの林が続く。 途中、放置された杉の倒木が何箇所も道を塞いでいた。
ここの福寿草群生地は広さは程々なものの、密集度合いは高く、花も大きく綺麗。 盗掘されたような痕跡もなく、登山者のマナーは守られているようで安心できた。
群生地から山頂へは石灰岩の岩場が続き歩き難い。 登山道を探すのは大変だか、ルートの目印テープが丹念に付けられていて迷うことは無い。
山頂は石灰岩の岩がごろごろ、団体の登山者で占有されていた。 ここで早目の昼食、おにぎりとみそ汁で長めの休憩をとる。 下りは90番鉄塔近くの別の福寿草群生地にも立ち寄ってみたかったが、このルートが判らない。 結局、一気に下山することとなった。
県道の帰りには、この道にも少し慣れ余裕を持って走ることができた。 そこここに桜が咲き競い、この辺りにはすっかり春が訪れているようだった。
雪の残る時期にはたくさんの登山者で賑わう山のようである。 福寿草のシーズン以外にはひっそりとしているのだろうと思われた。 トロッコ道の水平部があり、距離よりも楽な山である。 山登りとしては物足りないものの、春先の足慣らしとしては手頃な山かもしれない。
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