(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 花の頁 登山ルート地図
土曜日(7/10)の愛媛のお天気は / 降水確率10-20%。 連日、天気はコロコロと変りやすいが、なんとか山歩きが出来そうである。 このところの梅雨空で、山行きが延び延びになり、夫はかなりフラストレーションが溜まっている。 普段は温厚だが、雨が続くとだんだん不機嫌になってくる。 挙句の果てに喧嘩を吹っかけてくるから、全く迷惑千万な話である。(` 曲 ´) 全国的に“梅雨”なのだから仕方がないが、湿った空気がさらに重くなり、こちらまでストレスが溜まってくる・・・ 我が家の平和のためにも、週末くらいは晴れて欲しいものだ。 。o@(^_^)@o。
そんなこんなで、フラスト解消のため、貴重な晴れ間を利用して、東赤石山に出かけてきた。 /~\
花の100名山にも名を連ねる東赤石山。 今回はどんな花に出会えるだろうか。 オトメシャジンやタカネバラ、オオヤマレンゲには会えるだろうか。 ・・・久しぶりの山歩きに期待が膨らむ。
遠足気分で気持ちが高揚しているせいか、朝2時前に覚醒。 西赤石山行と同様のルートで、一路、瀬場登山口へ。
マイカーアクセス
自宅(出発3:00)→(阪神高速・神戸淡路鳴門道・高松道・松山道)→新居浜IC→R11→長田交差点→
→(長田通り・県道47)→東赤石山登山口(瀬場登山口)路肩駐車場(到着6:45) 所要時間:3時間45分
登山口には専用の駐車場はないが、路肩や脇に6~7台ほど停められるスペースがある。今は梅雨時季とあって、停めている車は少ない。 トイレも設置されてはいるが、水洗が故障中で、用を足した後は、自分でバケツに水を汲んで流さなければならない。 それでも登山口にトイレがあるのは有難い。
コース
登山口(7:05)→筏津コース合流(7:25)→瀬場谷分岐(8:10)→第1渡渉点(9:05)→第2渡渉点(9:50)→
→赤石山荘(10:40-11:10)→八巻山(11:50)→東赤石山(12:35)→赤石山荘(13:20)→第1渡渉点(14:20)→登山口(15:40)
登山口から赤石山荘
身支度をして7時出発。 林のなかをジグザグに20分ほど登って行くと筏津からの登山道と合流する。 この地点、標識がないので少しウロウロ迷ったが、地図を出して確認し、渓流沿いの道を直進する。 歩を進めると、次第に沢音が大きくなって、木々の合間から滝が見え隠れする。 八間滝のようだ。 他にも滝らしきものがあったが、木々が邪魔して全容は見えなかった。
瀬場谷分岐まで、比較的なだらかな道が続く。 雨後でなければ、歩きやすいところだが、各所に梯子橋があり、これがなんとも厄介だった。 前日の雨で滑りやすく、一部は朽ちかけている。 夫に馬鹿にされながら、へっぴり腰で恐々渡る。 岩も滑りやすく、転倒する人もいたので、いつもより慎重に歩かざるを得ない。 暑さと相俟ってだんだん足取りは重くなっていく。
瀬場谷分岐からは、赤石山荘コースをとる。 ここからは植林帯の中をただひたすら急登する。 樹木で日射しは遮られるが、風がなくとにかく暑い。 夫も呆れるほど、バテバテ、ヨレヨレ状態になった。.・゜゜・(/。\)・゜゜・. 後続者に次々追い越され最後尾を歩く。 行けども行けども赤石山荘は見えてこない。 全くピッチが上がらず段々気分が悪くなってきた。 かなり以前に、好日山荘で買ったインナーを、夏用(本当は冬用)だと勘違いして着てきたのが間違いの元だった。 熱が籠って熱中症になりかかっていたようだ。 夫が堪りかねて「タヌキしか見てないから脱いだら?」と。 タヌキも喜ばないだろうが、思い切って脱いだら、少しずつ楽になってきた。(*´ー`) 予定より一時間以上もタイムオーバーになったが、ヘタリながらもなんとか山荘に到着した。
ここで少し早い昼食を摂ることにした。 香川のSAで買ったおにぎり、これが超がつくほど不味かった。 一口食べて「なんだこの味は?」(_□_;)!! 夫も「お茶で流し込むしかないなー」と・・。 一個ずつなんとか食べ終えたが、残りは持ち帰り処分した。(勿体ないが・・。) いくら一見客とはいえ、せめて食べられるものを売って欲しい。 コンビニのおにぎりの方が格段上である。 等々、文句を言ってるうちに、だんだん体調も復活し、花を愛でる気分になってきた。
赤石山荘周辺のエリアは花が多い。 なかでも目を引くのは、山荘の傍らに咲く「オオヤマレンゲ」。 清楚で凛として美しい。 まだまだ蕾も多く、暫く楽しめそうだった。 期待の「タカネバラ」は、ほぼ咲き終わっていた。
赤石山荘から八巻山経由で東赤石山
山荘から見上げる視界には、いかにも手強そうなゴツゴツとした岩稜が広がっている。その迫力に少々不安は過ぎったが、何組かの先行者に続いて道らしき道を直登していく。 この一帯にも花が多く、ギボウシ、オトメシャジンやホソバシュロソウ、咲き残ったタカネバラ等カメラの被写体があちこちに点在する。 ゆっくりと花を愛ながら20分ほど歩いただろうか。 キノコ型の大きな岩に辿り着いた。 さらに、険しい岩をよじ登り岩峰に立つ。 ここが東赤石山だと思いきや、先着者に八巻山だと教えられる。 地図も見ずに歩くとこんなことになる。\( . . )
とりあえずここで小休止し、再び重い腰を上げ東赤石山の頂を目指す。
八巻山から赤石越までは岩尾根を歩くコースで、ところどころにコース表示のマークはあるが、ほぼ道なき道である。 踏み跡らしきものを探して、岩場のアップダウンを繰り返しながら進む。 ルートが不明瞭な分、ちょっとしたスリルを味わうことが出来た。
赤石越から15分ほど登ると山頂に到着。 山頂には先客はいなかったが、ガスも湧き上がってきて展望も利かないので、証拠写真を撮り早々に下ることにした。
下山は赤石山荘に戻り、もう一度オオヤマレンゲを覗いて、往路と同ルートで下った。
3年前に坐骨神経痛になって以来、一番の長丁場になった。 どうもこの山を甘く見すぎていたようだ。 夫の短い足をまたもや引っ張ってしまった。(=^^=) それでもなんとか予定の行程をこなすことができ安堵した。 今回も体力のなさを痛感する山歩きとなった。
|