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山ちゃんの晴れたらいいね2010/7/10

東赤石山

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図


 土曜日(7/10)の愛媛のお天気は 晴れ曇り 降水確率10-20%。  連日、天気はコロコロと変りやすいが、なんとか山歩きが出来そうである。 このところの梅雨空で、山行きが延び延びになり、夫はかなりフラストレーションが溜まっている。 普段は温厚だが、雨が続くとだんだん不機嫌になってくる。 挙句の果てに喧嘩を吹っかけてくるから、全く迷惑千万な話である。(` 曲 ´)  全国的に“梅雨”なのだから仕方がないが、湿った空気がさらに重くなり、こちらまでストレスが溜まってくる・・・  我が家の平和のためにも、週末くらいは晴れて欲しいものだ。 。o@(^_^)@o。

 そんなこんなで、フラスト解消のため、貴重な晴れ間を利用して、東赤石山に出かけてきた。 /~\

 花の100名山にも名を連ねる東赤石山。 今回はどんな花に出会えるだろうか。 オトメシャジンやタカネバラ、オオヤマレンゲには会えるだろうか。 ・・・久しぶりの山歩きに期待が膨らむ。

 遠足気分で気持ちが高揚しているせいか、朝2時前に覚醒。 西赤石山行と同様のルートで、一路、瀬場登山口へ。


 マイカーアクセス

自宅(出発3:00)→(阪神高速・神戸淡路鳴門道・高松道・松山道)→新居浜IC→R11→長田交差点→
  →(長田通り・県道47)→東赤石山登山口(瀬場登山口)路肩駐車場(到着6:45)  所要時間:3時間45分

登山口への入口部
県道6号 登山口への入口部
瀬場登山口
東赤石山 瀬場登山口

 登山口には専用の駐車場はないが、路肩や脇に6~7台ほど停められるスペースがある。今は梅雨時季とあって、停めている車は少ない。 トイレも設置されてはいるが、水洗が故障中で、用を足した後は、自分でバケツに水を汲んで流さなければならない。 それでも登山口にトイレがあるのは有難い。


 コース

登山口(7:05)→筏津コース合流(7:25)→瀬場谷分岐(8:10)→第1渡渉点(9:05)→第2渡渉点(9:50)→
 →赤石山荘(10:40-11:10)→八巻山(11:50)→東赤石山(12:35)→赤石山荘(13:20)→第1渡渉点(14:20)→登山口(15:40)



登山口から赤石山荘
 身支度をして7時出発。
 林のなかをジグザグに20分ほど登って行くと筏津からの登山道と合流する。 この地点、標識がないので少しウロウロ迷ったが、地図を出して確認し、渓流沿いの道を直進する。 歩を進めると、次第に沢音が大きくなって、木々の合間から滝が見え隠れする。 八間滝のようだ。 他にも滝らしきものがあったが、木々が邪魔して全容は見えなかった。

 瀬場谷分岐まで、比較的なだらかな道が続く。 雨後でなければ、歩きやすいところだが、各所に梯子橋があり、これがなんとも厄介だった。 前日の雨で滑りやすく、一部は朽ちかけている。 夫に馬鹿にされながら、へっぴり腰で恐々渡る。 岩も滑りやすく、転倒する人もいたので、いつもより慎重に歩かざるを得ない。 暑さと相俟ってだんだん足取りは重くなっていく。

 瀬場谷分岐からは、赤石山荘コースをとる。 ここからは植林帯の中をただひたすら急登する。 樹木で日射しは遮られるが、風がなくとにかく暑い。 夫も呆れるほど、バテバテ、ヨレヨレ状態になった。.・゜゜・(/。\)・゜゜・. 後続者に次々追い越され最後尾を歩く。 行けども行けども赤石山荘は見えてこない。 全くピッチが上がらず段々気分が悪くなってきた。 かなり以前に、好日山荘で買ったインナーを、夏用(本当は冬用)だと勘違いして着てきたのが間違いの元だった。 熱が籠って熱中症になりかかっていたようだ。 夫が堪りかねて「タヌキしか見てないから脱いだら?」と。 タヌキも喜ばないだろうが、思い切って脱いだら、少しずつ楽になってきた。(*´ー`)  予定より一時間以上もタイムオーバーになったが、ヘタリながらもなんとか山荘に到着した。

水場
水場
瀬場谷越え
分岐手前の瀬場谷越え
赤石山荘コースの植林帯
赤石山荘コースの植林帯を登る
まだヤマツツジが
まだヤマツツジが咲く登山道
第1渡渉点
赤石山荘コース第1渡渉点

 
第1渡渉点
赤石山荘コース
第1渡渉点を越える
川沿いの登山道
川沿いの登山道

 
第2渡渉点
赤石山荘コース
第2渡渉点を越えれば山荘は近い
ここを越えれば視界が開ける
ここを越えれば視界が開ける
山の主
山の主 登山者を見張っているよう
赤石山荘分岐
赤石山荘分岐
赤石山荘
赤石山荘


 ここで少し早い昼食を摂ることにした。 香川のSAで買ったおにぎり、これが超がつくほど不味かった。 一口食べて「なんだこの味は?」(_□_;)!! 夫も「お茶で流し込むしかないなー」と・・。 一個ずつなんとか食べ終えたが、残りは持ち帰り処分した。(勿体ないが・・。) いくら一見客とはいえ、せめて食べられるものを売って欲しい。 コンビニのおにぎりの方が格段上である。 等々、文句を言ってるうちに、だんだん体調も復活し、花を愛でる気分になってきた。

 赤石山荘周辺のエリアは花が多い。 なかでも目を引くのは、山荘の傍らに咲く「オオヤマレンゲ」。 清楚で凛として美しい。 まだまだ蕾も多く、暫く楽しめそうだった。 期待の「タカネバラ」は、ほぼ咲き終わっていた。

赤石山荘から八巻山
赤石山荘から八巻山を仰ぐ

 
オオヤマレンゲ
赤石山荘前に咲くオオヤマレンゲ

 
オオヤマレンゲ
赤石山荘前に咲くオオヤマレンゲ

 
八巻山への登山道から
八巻山への登山道から
赤石山荘を見下ろす


赤石山荘から八巻山経由で東赤石山
 山荘から見上げる視界には、いかにも手強そうなゴツゴツとした岩稜が広がっている。その迫力に少々不安は過ぎったが、何組かの先行者に続いて道らしき道を直登していく。 この一帯にも花が多く、ギボウシ、オトメシャジンやホソバシュロソウ、咲き残ったタカネバラ等カメラの被写体があちこちに点在する。 ゆっくりと花を愛ながら20分ほど歩いただろうか。 キノコ型の大きな岩に辿り着いた。 さらに、険しい岩をよじ登り岩峰に立つ。 ここが東赤石山だと思いきや、先着者に八巻山だと教えられる。 地図も見ずに歩くとこんなことになる。\( . . ) 

イワキンバイ
登山道の橄欖岩に咲くイワキンバイ

 
東赤石山
登山道から東赤石山を望む

 
シコクギボウシ
シコクギボウシ

 
八巻山
八巻山
(裏)八巻山の岩場に登山者が見える
登山道を見下ろす
登山道を見下ろす
(裏)ガスが上り始めた
八巻山
八巻山 1,698m

 
八巻山
八巻山 hanaちゃん(11才)も
(裏)八巻山山頂 1,698m
目指す東赤石山
目指す東赤石山の雲は晴れない
(裏)八巻山からガス掛った東赤石山


 とりあえずここで小休止し、再び重い腰を上げ東赤石山の頂を目指す。
 八巻山から赤石越までは岩尾根を歩くコースで、ところどころにコース表示のマークはあるが、ほぼ道なき道である。 踏み跡らしきものを探して、岩場のアップダウンを繰り返しながら進む。 ルートが不明瞭な分、ちょっとしたスリルを味わうことが出来た。

 赤石越から15分ほど登ると山頂に到着。 山頂には先客はいなかったが、ガスも湧き上がってきて展望も利かないので、証拠写真を撮り早々に下ることにした。
 下山は赤石山荘に戻り、もう一度オオヤマレンゲを覗いて、往路と同ルートで下った。

橄欖岩の岩峰
八巻山~東赤石山まで橄欖岩の岩峰
(裏)タカネマツムシソウ
タカネバラ
残っていたタカネバラ

 
東赤石山へ
東赤石山へ登る登山者

 
東赤石山
東赤石山 1,707m
(裏)東赤石山を見上げる
赤石越の分岐部
赤石越の分岐部
タカネバラ
残っていたタカネバラ
権現越への分岐
権現越への分岐
オトメシャジン
オトメシャジン
赤石山荘分岐
赤石山荘分岐に戻る
(裏)これから登る登山者も
瀬場谷分岐
瀬場谷分岐
(裏)名も無い滝
ヤマアジサイ
ヤマアジサイ
(裏)瀬場谷越えヤマアジサイ群生
八間滝
八間滝の雄姿は木々の間から

 

瀬場登山口
瀬場登山口に戻った

 3年前に坐骨神経痛になって以来、一番の長丁場になった。 どうもこの山を甘く見すぎていたようだ。 夫の短い足をまたもや引っ張ってしまった。(=^^=)  それでもなんとか予定の行程をこなすことができ安堵した。 今回も体力のなさを痛感する山歩きとなった。


 

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