(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
七色に色づくという西南稜の紅葉が見たくて、比良山系の最高峰、武奈ヶ岳に登ってきた。
マイカーアクセス
自宅(出発6:25)→(阪高北神戸線,中国道,名神道)→京都東IC→(R161[西大津バイパス,湖西道路])→真野IC→
→(R477[レインボーロード],R367[鯖街道])→葛川市民センター駐車場(到着8:05) 所要時間:1時間40分
前回は琵琶湖側のイン谷口から登ったので、今回は坊村から「御殿山」コースをとる。
8時過ぎ、葛川市民センターの駐車場に到着。
出発時に、駐車場横の派出所の警官から、「クマの出没が相次いでいるので、気をつけてください」と、注意を促された。 夫は警官の話に興味津々に耳を傾けているが、できれば山でクマに出くわすことなど考えたくはない。 クマの出没もさることながら、
この季節、紅葉を見ようと正規のルートを外れ遭難する人も多いという。 事件や事故に無縁そうな長閑な山村だが、便利屋のように登山者の面倒までみないといけない警官の仕事も大変である。
コース
駐車場(8:20) → 846m付近(9:40) → 御殿山(10:20) → 武奈ヶ岳山頂(11:05-15) →
→ 御殿山(11:45) → 846m付近(12:10)→ 駐車場(13:05)
登山口へ
安曇川の橋を渡ってトイレを済ませ、いざ出陣となるも、登山口の案内が見当たらない。 ウロウロ探していると、地主神社駐車場で「御殿山コース」と言う道標が目に留まった。 ここまで行かないと標識がないので、この付近で私達のように迷う人も多いようだ。
登山口から御殿山へ
山道はいきなり杉の植林帯のジグザグな登りとなる。 踏み固められた道なので歩きやすいが、気温6度、北風が吹いて寒い。 展望の利かない面白みのない道をただひたすら登っていく。
暫く歩いて自然林に近づいた時、「ガサガサ」と遠くで音がした。 夫はクマを期待したようだが、残念ながら?サル軍団だった。 私はクマにいきなり出くわした時、冷静な判断が出来る自信がないので遠慮願いたいが、夫は「突進されたら困るが、
逃げていく姿ならいい」と、クマの姿をカメラに収めたいと思っているようだ。 休日とあって登山者も多いのに、クマが出没するとは思えない。 素人カメラマンの目論見どおりにはいかないようだ^^
登山口から一時間近く歩くと、平坦地に出た。 ここから再び急坂となるが、尾根筋に出ると、ところどころ展望が開けてくる。 落ち葉の絨緞を踏みしめながら緩急のある道を登りきると、展望の良い御殿山に着いた。
御殿山から武奈ヶ岳へ
ピークをやや過ぎてるとはいえ、ここから眺める西南稜の紅葉は美しかった。 浅い緑から黄緑、朱、ツツジ類の真紅が入り混じった中に、スギの濃い緑がアクセントを添えている。
紅葉を眺めながら小休止した後は、一旦ワサビ峠に下り、鮮やかに彩られた斜面を登っていく。 進むごとに近づく山頂や錦繍に染まった山々の斜面を見ながらの山歩きは、なんとも爽快だ。
武奈ヶ岳山頂
二つの小ピ-クを経て上っていくと、360度遮るものもない山頂に着いた。 眼下には琵琶湖が広がっている。 多くの登山者が、晩秋の錦絵を楽しみながら思い思いに休憩や昼食をとっていた。 私達も、ここでゆっくり昼食を摂ってコーヒータイムを楽しもうと準備していた矢先、雨がパラパラ落ちてきた。
「えっ、このタイミングで雨?」:::::: 空も次第に黒雲に覆われてきた。 とりあえず、おにぎりを一つ頬張り、雨に追い立てられるように下山を開始した。
下山
気温4度。 足早に歩いていると、夫が「雪やー」。 今度は雨に白いものが混じるようになった。 まさか霙(ミゾレ)が降るとは・・。 ひえ~(≡≡;)!!! もうコーヒーどころではない。 急いで下りるしかない。
まだ、昼前とあって、次から次へ山頂を目指す登山者が登ってくる。 さすが人気の山、団体さんや山ガールも多い。 雨が降ろうと霙が降ろうと、山頂を目前にして引き返す人はまずいない。 皆、紅葉に負けない鮮やかなレインウエアーを纏って歩いている。
山道では上り優先。 団体さんが通り過ぎるのに時間がかかって早く下りたくてもなかなか前に進めない。 それでも御殿山を過ぎると登山者は激減し、雨に追い立てられたお陰で?二時間弱で下りることができた。 久々の早い帰宅となった。
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