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雪化粧の白川郷を見てみたいという夫の要望を取り入れ、“新穂高ロープウェイ!飛騨・北アルプス白銀の4大絶景と5つ星の高級ホテル「ホテルアソシア高山リゾート」”と銘打った一泊二日のツアーに出かけてきた。
新穂高ロープウェイ 西穂高口駅展望台
バスに揺られること6時間弱。 まずは、2階建てロープウェイを利用して西穂高口駅の展望台へ。
前日、前前日とお天気に恵まれなかったようだが、この日は参加者の日頃の行いの賜物だろうか?雲一つない青空が広がっていた。 真っ青な空に白く連なる北アルプスの峰々がなんとも雄々しい。 私達のような軟弱登山者が決して踏み入ることのできない雲上の白銀の世界である。 眼前には西穂高。目を転じれば、槍ヶ岳や双六岳、笠ヶ岳に焼岳と360度の絶景を労せずして望むことができる。
だが、展望台で与えられた時間は20分。 無常にも時間は刻々と過ぎていく。 もう少しこの至高の風景に浸っていたかったが、ここがツアーの辛いところ。 時間厳守は最低限のマナーである。 仕方がないので又団体さんになって、バスへ戻る。
飛騨の里
次は飛騨の里。 ここは何度も訪れているので珍しくもないが、ライトアップされた合掌集落を見るのは初めてである。 氷結した池は幻想的で美しい。
夫はアングル探しに右往左往している。 なんであそこまでカメラに夢中になれるのだろう? 私から見ればほとんど病気である^^ 山にパソコンにカメラに三つも病気を持っている(-^〇^-)
宿は、立地条件の良い高台に建つ「ホテルアソシア高山リゾート」。 広い部屋から高山の街が一望でき、もちろん温泉付。 だが、料理はツアー客用に用意されたものなので、正直美味しいとは言い難かった。 天麩羅は冷め、お寿司は干乾びていた。 ツアーの食事はどこも似たり寄ったり、あまり期待もしてないので落胆もない。
今まで行ったツアーの中で一番心に残っているのは、北海道の礼文島にある「花れぶん」。 地元の食材をふんだんに使った美味しい料理に、細やかなおもてなしが素晴らしかった。 夫が「また行きたいね」と言ったが、早々行ける場所ではない。
高山の街
二日目は早朝に起き、ホテルの送迎バスに乗って高山の街に繰出す。 古い町並みを見学した後は、朝市へ向かうが、残念ながらまだ準備中。 気温-1.5度。 散策するには寒すぎる。 敢え無く退散~。
白川郷
この日の最初の目的地は白川郷。 白川郷は行く度に観光地化が進み、本来の魅力が失われつつある。 合掌造りイコール白川郷のイメージがあるが、今では五箇山(相倉や菅沼)の方が、昔ながらの素朴な風情を感じることができるのではないだろうか。
今回は家屋の見学は割愛し、シャトルバスで白川郷が一望できる展望台に向かう。
2月が暖かかったせいか、残雪は1mほどあるものの、茅葺きの屋根に雪がほとんどない。 夫はちょっと残念そう。 もう何度も見た風景なので私自身はさほど感慨はないが、雪国生まれの夫にとってはこの雪景色はどこか郷愁を誘う風景なのだろう。 ここでの見学時間は1時間。 どこへ行ってもせわしない。
恵那峡
次は恵那峡めぐり。 恵那峡は木曽川を堰きとめ造られた人造湖である。 ジェット船に乗って奇岩巡りやバードウォッチングをしながらクルージングを楽しむ。 所要時間60分。 ただ奇岩巡りといっても迫力のある岩は少なく、桜や紅葉とセットならばより楽しめるのでは?
ツアーというものは、立ち寄る土産店が多い。 旅程に組み込まれているとはいえ、毎回辟易する。
観光してるより、座席を暖めてる時間の方が長い旅行だった。 貧乏性でじっとしてるのが苦手な夫が今回は珍しく大人しくしていた。 あちこちで満足のいく写真が取れたのだろうか^^
やはり旅行はお天気次第。 お天気によって随分印象も変わってくる。 二日目も曇天ではあったが、雨に当たることなく無事帰路に着くことができた。
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