(写真や地図はクリックすると拡大します) 一覧へ 戻る 登山ルート地図
今回の山行は、関西で一番ハイカーの多い金剛山。
いつもは、忙しい夫を慮って私が計画を練っているが、今回は夫の方から、ルート調整が容易な金剛山を提案してきた。 古くから信仰の山として親しまれてきただけに登山ルートが数多く存在するため選択肢が広がる。
但し、短時間で登れてロープウェイもあるため、山頂は観光地のように賑わっている。 それゆえ暫く敬遠してきた山だが、前日の積雪情報によるとまだ霧氷が見られるというので、一も二もなく承諾した。
マイカーアクセス
自宅(出発7:25)→(阪高北神戸線,中国道,近畿道,南阪奈道)→羽曳野IC→
→(R170,R309富田林街道)→(県道705)→金剛山登山口駐車場(到着9:00) 所要時間:1時間35分
9年前は、一番オーソドックスな千早本道から登った。 が、長い木段が山頂近くまで続く面白みのない道だったので、今回は黒栂林道からセト経由で登ることにした。
コース
駐車場(9:10)→セト(10:10)→山頂広場(10:45)→葛木神社(11:00)→展望台(11:20-12:00)→
→ こんごうさん駅(12:05)→府民の森ちはや園地(12:20)→久留野峠(13:00)→ちはや駅(13:20)→駐車場(14:00)
駐車場からセト経由、山頂広場へ
前回同様、金剛登山口に車を止め、黒栂谷の川に沿って歩を進める。 気温は0℃だが、体感温度はさほど低くない。 ハイカーの大半は千早本道を利用するので、このコースを歩く人はまばらである。
その上、林道は工事中! 遭難しないかちょっぴり不安が過ぎったが、案内板の指示に従いトラロープに沿って歩き、やや勾配のある杉林を上りきると桐山からの登山道に合流した。
そこからは行き交うハイカーも増え一安心。 セトから金剛山まではなだらかな道が続く。 積雪は10cmにも満たない。 アイゼンを装着せずともさほど問題なく歩くことができた。
山頂が近づくにつれて霧氷の華が見られるようになったが、今にも溶けそうな可愛い霧氷たちである。 霧氷を見れない日も多いと聞くので、今回はラッキーなのかもしれない。
山頂広場(国見城跡)、ちはや園地
国見城跡の広場からは大阪平野を見渡すことができるが、残念ながら今日は春霞。
転法輪寺を経て、夫婦杉などの大木が立ち並ぶ参道を登っていくと、金剛山頂でもある葛木神社に到着。 ここで参拝し、ブナ林を下っていく。 途中、以前登ったことのあるツツジの名所、葛城山が見えた。 「葛城山ってあんなに禿げてたんだ~」
「お父さんの頭みたいだね」とまたもや自虐ネタ。 「そんなに僻まなくてもいいのに・・。」 歳のせいか夫は最近やたらと僻むようになった^^
陽だまりで早めの昼食を摂り、福寿草が咲く「ちはや園地」に向かう。 以前来た時は、薄紫やピンクのシラネアオイが咲いていた。 この福寿草も、植栽されたものなので少し味気ないが、ここでは四季折々珍しい山野草を楽しめるよう植栽管理がなされているようだ。
久留野峠へ
帰路は、ダイヤモンドトレールを歩き久留野峠経由で下る。 途中、五條市から登ってこられたワンちゃん連れのご夫婦にお会いしたので写真を一枚^^。
飼い主と一緒に登ってくる犬はよく躾けられているという安心感もあるが、頑張ってる犬を見かけると私たちはつい声をかけてしまう^^
それにしてもこのルート、よく整備はされているが、面白みがない。 歩かせてもらって文句を言ってはいけないが、景観もない植林帯のなかの歩きが続く。
久留野峠から駐車場へ
久留野峠から谷筋に下ると、ロープウェイバス停に出る。 ここからは、鱒釣り場を見下ろしながら舗装された富田林五條線を辿る。
歩いていると「ホ、ホケキョ」ウグイスの初鳴きが聞こえてくるではないか。 何度か囀っているが、まだ囀り始めでいかにもぎこちない。 ホ、ホケキキョ 「え? 今なんて鳴いた?」 毎回鳴き方が異なる。 「ヘタクソやな~」と夫。 二人して思わず笑ってしまった^^
若鳥だけでなく、慣れているはずの大人のオスも春先は調子が出ないのだと言う。 美しい声を出すためにウグイスさんも努力しているんですね♪
奇しくも6日は、二十四節季の一つ、啓蟄。 冬眠している動物だけでなく、いろいろな生き物が春を感じて動き始める頃である。 一方、樹木が芽吹き、春の花が咲き始める時期でもある。
ポンポン山や西三子山では福寿草が咲き始めているという。 そろそろ霧氷でなく、早春の花を探しに出かけたいと思っている。
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