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山ちゃんの晴れたらいいね2011/8/14

谷川岳西黒尾根から田尻尾根へ

(写真や地図はクリックすると拡大します)    一覧へ    戻る    花の頁   登山ルート地図


今回の山行きは谷川岳。 首都圏からは日帰り可能な山だが、神戸からだと往復1,300km、片道最低7時間はかかる遠隔の地である。 夜間走れば別だが、1泊2日乃至2泊3日は要することになる。
以前から一度は登ってみたいと思いながらも、このアクセスを考えると今までなかなか踏み切れずにいた。
この夏は事情があって南アルプス行きも頓挫したので、お盆休みは最後のチャッスとばかりに渋滞覚悟で出かけることにした。

予想通り?其処彼処で渋滞に巻き込まれ、宿泊地までなんと10時間もかかってしまった。 群馬はやっぱり遠かった!
2日間お世話になる宿は「土合山の家」。 建物はかなり年季が入っていたが、登山口に近く、宿泊料金(前料金)もかなり安価なので、連泊にはお勧めの宿である。

 マイカーアクセス

自宅 (出発 6:35) → (阪高北神戸線・中国道・名神道・東名道・中央道・長野道・上信越道・関越道) →
     → 水上IC → (R291) → 出合山の家 (到着 16:30)   所要時間:9時間55分


翌朝4時頃起床し、ロープウェイの駐車場に車を止め身支度をして出発。


 コース

駐車場(4:55)→西黒尾根登山口(5:10)→土合1時間の標柱(6:05)→ラクダの背(7:30)→巌剛新道分岐(7:35)→
  →(休憩5分・3回)→ザンゲ岩(9:10)→ケルン(9:35-40)→谷川岳トマの耳(9:45-10:00)→
    →谷川岳山頂・オキの耳(10:15-30)→谷川岳トマの耳(10:40)→谷川岳肩の小屋(10:45-11:00)→
      →天狗の留まり場(11:25-30)→熊穴沢避難小屋(11:50-55)→天神山分岐(12:15)→
  →天神平・田尻尾根コース分岐(12:25)→(休憩5分)→田尻尾根入口(13:30)→(沢での休憩10分)→駐車場(14:05)


西黒尾根ルートで谷川岳・トマの耳へ
舗装された道をつづら折れに登っていくと、左手に西黒尾根登山口がある。
のっけからの急坂。 暫くは樹林帯のなかの歩きとなるため、暑さは幾分凌げるが、風がないのでやっぱり暑い。 噴出す汗を拭いながらひたすら登っていく。 途中お握り休憩を入れながら2時間近く歩くと樹林帯が終わり、展望が大きく開けてきた。 遠くには、ロープウェイ天神平駅も見える。

一ノ倉沢への舗装路
一ノ倉沢への舗装路を進む
(裏)谷川岳登山指導センター
西黒尾根登山口
西黒尾根登山口
(裏)朝靄が山頂付近を覆っている
送電鉄塔を越える
送電鉄塔を越える
(裏)ブナ林の中の登山道
土合から1時間の標示
土合から1時間の標示
谷川岳山頂まで3時間
朝日に輝く谷川岳
朝日に輝く谷川岳が望める

 
樹林帯の登山道
樹林帯の登山道を登る

 
霞む天神平
天神平が霞んで見える
(裏)朝日を浴びて浮かぶ峰々
眺望が開ける
樹林帯を抜け眺望が開ける

 


すぐに最初の鎖場が出現。 足場がしっかりしているので全く問題なさそうだ。 こういった鎖場は何度か経験しているので難なくクリアする。

そこを越えると右にマチガ沢、左に西黒沢が開け谷川岳の山容が見えてきた。
谷川岳は2,000mにも満たない山だが、北アルプスのようなアルペン的雰囲気がこの山の魅力といえる。 「いいところやな~♪」と、夫はすっかりご満悦。

西黒尾根コースは高山植物も多く、ウスユキソウやタカネコンギク、シモツケソウなどが次から次へと目を楽しませてくれた。

最初の鎖場
最初の鎖場
(裏)鎖場を登る
青空に浮かぶ谷川岳
青空に浮かぶ谷川岳
(裏)マチガ沢には雪渓が残る
山頂に続く登山道
山頂に続く強い日射しの中の登山道

 
シモツケソウ
シモツケソウ  (裏も)

 
蛇紋岩の大岩を越える
蛇紋岩の大岩を越える

 
ミヤマシャジン
ミヤマシャジン
(裏)クルマユリ
コキンレイカ
コキンレイカ
(裏)クガイソウ
谷川岳を望む
ラクダのコブ間近で谷川岳を望む

 


だが森林限界を抜けると陽射しを遮るものがないので、夫婦で次第にペースダウン。 真夏は敬遠されるコースというのも頷ける。 もう少し気温が低ければ、素晴しい稜線歩きを楽しめるだろうが、暑さで体力が消耗して景観は二の次三の次となる。 ただひたすら小休止と水分補給を繰り返しながら登上していく。 息を切らしながら予定より30分オーバーで双耳峰の一つ、トマの耳に到着した。

谷川岳を望む
ラクダの背から谷川岳を望む
(裏)ラクダのコブ(ラクダの背)
シモツケソウの咲く登山道
シモツケソウの咲く登山道
(裏)ホソバコゴメグサ
ラクダのコルからの尾根道
ラクダのコルからの尾根道
(裏)ラクダのコル,巌剛新道分岐部
岩尾根の登山道
岩尾根の登山道を登る

 
東尾根と西黒尾根
東尾根(左)と西黒尾根(右)
(裏)西黒尾根を振返る
岩場の鎖場
岩場の鎖場を登る
(裏)強い日射しの岩場を登る
岩道は続く
岩道はまだまだ続く
(裏)西黒尾根の稜線
谷川岳への稜線道
谷川岳への稜線道
(裏)眼前の谷川岳
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
(裏)ミヤマシャジン,ミネウスユキソウ
岩道はまだ続く
岩道はまだ続く
(裏)谷川岳の双耳峰が明瞭に!!
急な岩場のルート
急な岩場のルートを見上げる
(裏)西黒尾根の稜線に涼しい雲
キオン
谷川岳をバックに咲くキオン
(裏)ザンゲ岩への分岐標示
ザンゲ岩と西黒尾根の稜線
ザンゲ岩と西黒尾根の稜線
(裏)ザンゲ岩部から西黒尾根の稜線
肩の広場のケルン
肩の広場のケルンが見えた
(裏)谷川岳は雲に霞んできた
天神尾根
天神尾根を登る登山者が多い
(裏)現在地「四ノ沢の頭」
ケルンに向う
ケルンに向う
(裏)四ノ沢の頭を振返る
ケルン
ケルン
(裏)天神尾根を見おろす
トマの耳へ最後の登り
眼前の谷川岳トマの耳へ最後の登り
(裏)肩の小屋が眼下にあった
トマの耳目前
「トマの耳」目前

 
谷川岳トマの耳
谷川岳トマの耳 (裏も)

 


谷川岳 トマの耳・オキの耳
トマの耳山頂は、ロープウェイを利用して登ってきた人たちで賑わっていた。 暫し360度の山岳展望を楽しんだ後は、オキの耳へ。 2つのピ-クの間も高山植物が多い。
山頂はともに狭いため、ゆっくり寛ぐこともできない。 昼食を早めに摂り早々に下山を開始する。

オキの耳
トマの耳からオキの耳の眺望

 
小さな花畑
小さな花畑
(裏)コキンレイカ
オキの耳への登山道
オキの耳への登山道
(裏)トマの耳を振返る
登山道脇の花畑
登山道脇の花畑 (裏も)

 
タカネコンギク
タカネコンギク  (裏も)

 
オキの耳
谷川岳山頂(オキの耳) (裏も)

 
トマの耳
オキの耳からトマの耳の眺望

 
一ノ倉岳方向
オキの耳から一ノ倉岳方向
(裏)オキの耳から一ノ倉沢側の景観
トマの耳へ戻る
谷川岳トマの耳へ戻る

 
軽装の登山者
谷川岳山頂へ向う軽装の登山者
(裏)谷川岳山頂(オキの耳)を振返る
トマの耳からオキの耳への稜線
トマの耳からオキの耳への稜線

 
肩の小屋へ下る
肩の小屋へ下る

 


谷川岳肩の小屋から天神尾根ルート
まずは、肩の小屋で底をつきかけている水の補充。 こんな暑い日に二人で2,800mlの水で足りる筈もない。 登山者にとって山小屋の存在は本当に有難い。 空のペットボトル持参で一本300円也。 冷たい水を飲んで息を吹き返した。

帰路は、天神尾根コースから田尻尾根を下っていく。
天神尾根は、よく整備されてはいるが、高山植物も少なく、単調すぎて面白みのないコースである。 まだ昼前とあってロープウェイを利用した登山客が次々と登ってくる。 このコースも急坂の連続で陽射しを遮るところがないので、皆さん同じようにヘバっている。
「こっちの道も大変やわ。」 ロープウェイの最終時間を考えると、登山者の大半は、頂上を踏まずに下山することになりそうだ。

谷川岳肩の小屋
谷川岳肩の小屋
(裏)谷川岳肩の小屋入口
トマの耳への登山道
肩の小屋からトマの耳への登山道
(裏)肩の小屋からトマの耳の景観
天神尾根ルート
天神尾根ルートには子供の姿も多い
(裏)肩の小屋から木の階段を下る
天神ザンゲ岩
天神ザンゲ岩

 
天神尾根ルート
天神尾根ルートを見上げる
(裏)天神尾根ルートと肩の広場
天狗の留まり場
天狗の留まり場
(裏)天狗の留まり場標柱
天神尾根を見下す
天狗の留り場から天神尾根を見下す
(裏)天狗の留まり場から肩の広場
どの岩場にも休憩する登山者
どの岩場にも休憩する登山者がいる

 
西黒尾根ルート
西黒尾根ルートの登山道が見える
(裏)山頂方向を振返る
休憩する登山者
ここにも休憩する登山者がいた

 
熊穴沢避難小屋
熊穴沢避難小屋 (裏も)

 
田尻尾根コース分岐標
田尻尾根コース分岐標識
(裏)リフト乗場の天神峠への登り口


田尻尾根ルートで下山
木道を進むと田尻尾根分岐に着いた。 この尾根も比較的歩きやすい道だが、潅木帯なので眺望は良くない。 分岐から1時間ほど歩くとロープウェイが頭上を行き交う作業用道路に飛び出る。 その道を下っていくと、谷川の水でクールダウンされてる家族連れに遭遇。 気持ちがよさそうなので、私たちもご一緒させてもらう。 首元を冷やすと涼感を味わうことができたが、それも束の間、歩きだすとやっぱり暑い。 ここからは、駐車場も近い。 着いたら「谷川岳ベースプラザでかき氷を食べよう。」 その一心で帰ってきた。

天神平駅と高倉山
天神平駅と高倉山
(裏)西黒沢の谷筋に残る雪渓
田尻尾根入口
田尻尾根入口
(裏)谷川岳ロープウェイ
田尻尾根を下ってきた人々
田尻尾根を下ってきた人々
(裏)西黒沢の澄んだ流れ
土合口
土合口に着いた

 


かき氷の美味しかったことは言うまでもない。

車での往復移動時間18時間、登山に費やした時間9時間。
神戸からは遠すぎてもう行くこともないだろうが、今は心地よい疲れと達成感で満たされている。




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